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日刊建設タイムズ社
2016/06/09

【千葉】県警察本部耐震改修/19年度の完了めざす 

 県警察本部は、警察署や交番・駐在所などの耐震改修を進めている。同本部の所有する施設は全123棟あり、このうち昨年度までに107棟の耐震改修を完了。耐震改修の実施率は87%となっている。残る16棟のうち、警察署は7署あり、2019年度までに耐震改修を完了させる予定。本年度はこのうち市川警察署と鴨川警察署の意匠設計を実施する予定で、県の当初予算に事業費2731万1000円を計上している。
  市川警察署の意匠設計は、先月25日の指名競争入札で西澤設計事務所(船橋市前原西1―23―6)が予定価格2117万8000円(消費税抜き)に対し1680万円(同)で落札。2017年3月15日までの工期で作業を進める。
  鴨川警察署の意匠設計は、今月3日に指名競争入札を公告し、7月1日に開札する。予定価格は事後公表。工期は本年11月30日。
  耐震診断で補強を要すると判断され、耐震改修が必要な警察署は、市川警察署、鴨川警察署、船橋東警察署、印西警察署、茂原警察署、成田警察署、富津警察署の7署。このうち、富津警察署を除く6署は耐震構造設計を完了している。
  耐震改修では13年度に匝瑳警察署、14年度に銚子警察署を実施。昨年度は県内最大規模の千葉中央警察署を実施した。
  千葉中央警察署は、建物規模がRC造地下1階地上5階建て延べ5656・56u。構造設計はトマタニ構造設計(千葉市稲毛区小仲台7―14―102)、意匠設計は榎本建築設計事務所(千葉市中央区長洲2―8―5)、工事は金正が担当した。
  匝瑳警察署はRC造4階建て延べ約1411u。構造設計はカトウ建築事務所(千葉市中央区栄町36―10)、意匠設計は建築計画(旭市中谷里8129)、工事は鈴久建設が担当した。
  銚子警察署はRC造4階建て延べ約1442u。構造設計はSPC設計(千葉市中央区中央3―17―1―1011)、意匠設計は越川奏一建築設計事務所(銚子市春日町3154―1)、工事は岡田土建が担当した。
  今後耐震改修を実施する7警察署の建物規模等は次の通り。(@建物規模A構造設計)
  ▽市川警察署=@SRC造地下1階地上7階建て延べ約5147uA西澤設計事務所(船橋市前原西1―23―6)
  ▽鴨川警察署=@RC造2階建て延べ約918uA佐藤建築構造設計事務所(船橋市滝台2―1―28薬園台ヒルズ301号)
  ▽船橋東警察署=@RC造4階建て延べ約3165uA佐藤建築構造設計事務所
  ▽印西警察署=@RC造3階建て延べ約1098uA椙山建築都市綜合事務所(千葉市中央区富士見2―4―1)
  ▽茂原警察署=@RC造4階建て延べ約1296uASPC設計
  ▽成田警察署=@RC造4階建て延べ約1819uA千町村建築研究所(千葉市中央新宿1―2―3)
  ▽富津警察署=@RC造3階建て延べ約764uA―k_times_comをフォローしましょう
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