トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2016/06/09

【群馬】2016年度事業概要公表

国土交通省高崎河川国道事務所(桑原正明所長)は、本年度の事業概要を公表した。道路事業には72億8400万円、河川事業には4億9700万円を振り分けた。道路事業では、国道17号上武道路の全線開通を目指して重点的に予算を配分。河川事業では、高崎市寺尾・根小屋・下佐野の3地区で進める築堤事業に注力する。
本年度の全線開通を目指す国道17号上武道路に35億5800万円を計上。前橋市上細井町〜同市田口町間L3・5qの改良や舗装工事などを推進する。国道17号渋川西バイパスには7億2000万円を振り分け、渋川市渋川〜同市金井間L1・9qの用地買収と文化財調査を進める。
国道17号高松立体では1000万円を投入し、道路設計を実施。国道17号群馬大橋拡幅には1000万円を配分し、前橋市元総社町1丁目〜同市本町1丁目において道路設計を行う。国道17号綾戸バイパスでは、渋川市上白井〜沼田市岩本町において用地買収に1000万円を充てる。
国道17号三国防災では、新三国トンネル(仮称)整備に関連する改良工事や橋梁下部工事、トンネル工事を推進する。トンネル残土を活用した永井地区の線形改良では、用地買収と改良工事を進める。本年度事業費は14億1000万円を見込む。
国道18号高崎安中拡幅は1000万円を盛った。昨年度に中宿高架橋と久芳橋の拡幅が完了し、下野尻交差点付近までが4車線化した。本年度は安中市安中四丁目付近L600mの道路設計を行う。
国道50号前橋笠懸道路では、前橋市今井町〜同市二之宮町間と伊勢崎市赤堀今井町〜同市香林町間で、用地調査と用地買収を推進する。本年度事業費には6億円を計上した。
交通安全対策には、5億9600万円を投入する。事業箇所は国道17号の「上白井地区歩道整備」(渋川市)、「羽場地区線形改良」(みなかみ町)、「小八木地区歩道整備」(高崎市)の3カ所。上白井地区と羽場地区では、共に調査設計と用地買収を進める。小八木地区では、用地買収のほか工事も予定する。このほか道の駅こもち(渋川市)で倉庫や非常用便槽の設置、トイレ改修を計画。道の駅おおた(太田市)では、屋根の設置工事を行う。
電線共同溝事業では、国道17号前橋市荒牧町〜同市関根町間で工事を推進する予定で、3億6000万円を盛り込んだ。
橋梁補修は三丁橋(みなかみ町)、高崎第二陸橋(高崎市)、君ケ代橋(高崎市)など3橋を予定する。このほかにも準備が整い次第でいくつかの橋梁補修を行う予定だ。三丁橋では橋桁の補修、高崎第二陸橋は橋脚の補修、君ケ代橋は床版の補修などを実施する。
河川事業は、烏川上流の築堤整備に4億2100万円を計上。高崎市寺尾・根小屋地区で、築堤工事を推進する。高崎市が進める「高松地区かわまちづくり」計画における階段護岸工にも着手する。本年度事業費は6200万円を見込む。