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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/06/14

【山梨】富士川町が児童センター移転候補地に最勝寺地内

 富士川町は、新ますほ児童センターの建設候補地として最勝寺地内を検討していることを明らかにした。リニア中央新幹線の建設に伴い、同町小林地内にある既存施設(ますほ児童センター・ますほ北児童クラブ)を移転新築するもの。
 候補地は、昨年度末に「新ますほ児童センター整備検討委員会」から、町が提示していた候補地を一旦白紙に戻し、増穂小学校により近くより安全に利用できる候補地を再度検討すべきなどの意見書が提示されていた。
 12日に開かれた定例町議会一般質問で、齊藤欽也議員が同移転新築事業の進捗状況などについて質問した。
 志村学町長は、経緯などを説明した上で「増穂小学校に隣接するというわけにいかないが、学校により近い場所で検討しており、間もなく整理できる段階にきている」とし、「現段階では詳細なスケジュールまでは決まっていない」と答えた。
 新施設の必要最低な敷地面積は約2800uで、延床面積約1000uの規模を想定。施設内部は、児童クラブに約210u(120人収容可能)や遊戯室、集会室、創作活動室、図書室、相談室、トイレなどを設置する。駐車場820u、グラウンド800uなども整備する見込み。
 当初予算には、新ますほ児童センター建設地質調査に600万円、設計業務に900万円、不動産鑑定業務に69万1000円を計上している。