トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2016/06/09

【東京】都 東砂・江北・新田の3団地基本設計を委託

 東京都都市整備局東部住宅建設事務所は、「都営東砂二丁目第2団地基本設計」をジェイアール東日本建築設計事務所(渋谷区)、「都営江北四丁目団地(第4期)基本設計」を翔設計(渋谷区)、「都営新田一丁目団地基本設計」を浦野設計(文京区)にそれぞれ委託する。いずれもプロポーザル方式で選定し、各社の見積もった金額で契約することを決めた。既存の都営アパートの建て替えとして、東砂は270戸、江北は40戸、新田は420戸程度の住棟を新築する計画。6月9日に随意契約して作業を開始する。
 東砂二丁目第2団地は、東砂二丁目第2アパート(江東区東砂2ノ12)を建て替えて整備する。1968年に完成した既存の1〜3号棟(計330戸)を解体し、跡地約8,000平方メートルに鉄筋コンクリート造で1棟270戸程度の住棟を建設。付帯施設として集会所や自転車置き場、駐車場、ごみ保管施設などを配置する。基本設計の納期は90日間。契約予定額(税抜き)は420万円。
 江北四丁目団地は、上沼田アパート(足立区江北4ノ18)を建て替えて建設する。60〜66年に完成した既存住棟を順次解体して新たな建物を段階的に建設していく計画。今回の第4期事業では、団地区域の中央西端にある14号棟の跡地(解体済み、約1,800平方メートル)に鉄筋コンクリート造で1棟40戸程度の住棟を新築するとともに、自転車置き場や駐車場、ごみ保管施設、公衆トイレなどを整備する。基本設計の納期は40日間。契約予定額は285万円。
 新田一丁目団地は、新田一丁目アパート(足立区新田1ノ14)を建て替えて整備する。12棟ある既存建物のうち67〜68年に完成した1〜8号棟(430戸)を解体し、その跡地約1万5,200平方メートルに鉄筋コンクリート造で1棟420戸程度の住棟と集会所、自転車置き場、駐車場、ごみ保管施設を新築する。残る9〜12号棟については、今回の事業完了後に解体して更地にする考えだ。基本設計の納期は90日間。契約予定額は1,220万円。
 いずれの業務も、都や区の上位計画、敷地の条件などを踏まえて最適な施設配置や規模を絞り込むとともに、施工スケジュールを立案し、2017年度以降の実施設計につなげる。

提供:建通新聞社