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日刊建設タイムズ社
2016/06/21

【千葉】パシコンで時曽根橋予備設計/山武東総道路2期/4工区に本年度4・7億円 

 県海匝土木事務所と県道路公社は、銚子連絡道路の一部を構成する国道126号山武東総道路2期で本年度、4億7000万円を投じて事業の進捗を図る。時曽根工区で(仮称)時曽根橋の橋梁予備設計と道路詳細設計を委託したほか、横芝光工区、八日市場ほ工区で道路排水整備工事などを進める。事業費は海匝土木事務所分2億8000万円、道路公社分1億9000万円。
  海匝土木事務所は、時曽根工区に計画する(仮称)時曽根橋の橋梁予備設計と同工区の道路詳細設計の指名競争入札を今月14日に開札し、ともにパシフィックコンサルタンツが落札。橋梁予備設計は予定価格1716万円(消費税抜き)に対し1258万2000円、道路詳細設計は同905万円(同)に対し838万円。
  橋梁は匝瑳市時曽根地先で谷津田を横断する。橋長は約220m。設計では形式の比較検討、構造計算、概算工事費算出などを行う。また道路詳細設計は、時曽根工区1qのうち780mの道路排水の流末設計を行う。
  山武東総道路二期は、山武郡横芝光町芝崎地先の横芝光ICから匝瑳市横須賀地先の主要地方道八日市場野栄線までの約5・0qの路線。道路幅員は9・5m(車道3・5m×2、路肩1・25m×2)。道路規格は第3種第2級で設計速度60q/h。道路構造は盛土構造。04年3月に整備区間の指定を受け、07年度に事業着手した。事業費は約44・1億円を見込む。
  同区間は、@横芝光1・6qA時曽根1・0qB笹曽根0・8qC八日市場ほ1・6q――の4工区で事業を進めている。このうち横芝光工区は、県道路公社が事業を実施。詳細設計を完了し、本工事に着工。用地取得率は80%。ほかの3工区は、海匝土木事務所が事業を実施。時曽根工区は設計や用地交渉中。先月30日には地元説明会を開催。笹曽根工区も用地交渉中で、今後、地元説明会の開催を予定する。八日市場ほ工区は用地取得率が95%に達し、本年度は道路排水整備工事を実施する。
  銚子連絡道路は、首都圏中央連絡自動車道などの高規格幹線道路を補完する地域高規格道路として計画。路線は、山武市と銚子市を連絡する概略延長約30q。このうち、圏央道の松尾横芝ICから匝瑳市の主要地方道八日市場野栄線までを山武東総道路として整備。松尾横芝ICから横芝光ICまでの1期約6・1qが06年3月に完成し、供用を開始した。
  匝瑳市から銚子市までの区間については、国道126号八木拡幅5・7qや飯岡バイパス約6q、旭市道01―031号線(供用開始済)など、現道を活用した整備が進められている。k_times_comをフォローしましょう
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