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鹿児島建設新聞
2016/06/23

【鹿児島】薩摩半島横断道計画 概略ルートで要望へ

  南薩地域を横断する高速交通ネットワークを構築する「薩摩半島横断道路」が、ルート確定に向け動き出している。主体的に動いているのは、薩摩半島横断道路建設促進協議会(鳥越澄夫会長)。国際航業で作成した概略3案からルート案を選定。今後、事業化に向け国や県等に要望活動を積極的に行う考えだ。 
 南薩縦貫道と指宿スカイラインを新規計画の横断道で結ぶ概略ルートのうち、南さつま市側から新規ルートの概要は、市役所前交差点から、平地部に広がる集落を避けながら最短距離で東進し、南薩縦貫道「南九州神殿IC」に結節。南九州市、鹿児島市方面へのアクセス向上を図る。 
 また、南九州市の「瀬世交差点」と指宿スカイライン「頴娃IC」を結ぶことで、枕崎市周辺から指宿市方面への利便性を高める。 
 さらに、指宿スカイライン「仮称・田口交差点」と指宿市「田口交差点」を横断道で結ぶことで、南薩地域の高速交通ネットワークを構築する。 
 同地域は、南薩縦貫道が16年度に全線が供用予定。指宿スカイラインと南北には2本のルートがあるが、南下するほど、東西に広がる地形的な特徴から、横軸の連携、交通体系が弱い。横断道路を整備することで、周遊性を高めるのがねらい。 
 そのため、2008年1月に南さつま市、南九州市、指宿市、枕崎市の経済界等を中心に同協議会(事務局・南さつま市商工会議所)を設立。 
 これまで、概略ルート案を作成し関係団体等と意見を交わしながら、既存道路との兼ね合いや集落等を避けながら具体的なルートを探り、整備手法は、現道活用と一部バイパスを想定。 
 県においても13年度に調査費を計上。同地域における通勤、通学、物流、観光などの地域間交流の状況等を把握するための基礎的なデータ収集を実施した。 
 鳥越会長は「県の担当部局と意見交換等をする中で、ルートの確定が先決と判断。既存道路を利用した実現的な道路計画を練り上げた」と話した。