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日刊建設タイムズ社
2016/06/24

【千葉】大網駅周辺 土地利用や基盤整備/プロポーザルを実施

 大網白里市都市整備課は23日、大網駅周辺中心拠点形成検討業務の公募型プロポーザル手続きを開始した。同駅東口における土地区画整理事業の進展や圏央道の(仮称)大網白里スマートインターチェンジの事業化等により、大網駅周辺の都市機能に対する期待が高まる中で、周辺の市街化調整区域を含めて中心拠点を形成する上での問題点を整理。併せて将来の土地利用や、駅前広場及び駅前道路、主要道路など都市基盤整備のあり方も検討する。
  提案書の提出期間は、きょう24日から7月15日まで。同27日にヒアリングを行い、受託候補者を特定する。履行期間は来年3月25日まで。予算額は1200万円以内(消費税を含む)とする。
  応募資格は、本店または支店等を千葉県内に有する者で、過去5年間に国または地方公共団体(公社、公団等を含む)が発注した同様の調査・検討業務(土地利用計画ならびに駅前広場・道路計画等の都市計画関連業務等)を元請として履行した実績を有すること等。
  業務内容は、@計画準備A大網駅周辺の実態調査及び問題点の整理・分析B大網駅周辺の基盤施設に関する将来整備の検討C(仮称)大網駅周辺整備検討委員会の運営支援Dイメージパースの作成。
  大網駅周辺の実態調査及び問題点の整理・分析では、大網駅周辺(大網駅東、南、北地区)における建築物や土地利用について詳細な調査を行い実態を把握するとともに、駅前広場に関する問題点等を確認。また、周辺道路(主要地方道山田台大網白里線、千葉大網線、市道、都市計画道路)について、既存の調査結果や主要地方道山田台大網白里線直線化の協議資料等に基づき問題点の整理・分析を行うほか、河川(小中川)についても備状況を把握し、問題点を整理・分析する。
  大網駅周辺の基盤施設に関する将来整備の検討では、大網駅周辺において駅東、南、北地区それぞれに役割を検討し、中心拠点の形成に必要な土地利用計画を明らかにする。特に大網駅南地区は、具体的市街地整備を見据えて調整池等の貯留機能も検証しつつ、土地利用計画を検討する。
  こうした土地利用計画の検討を踏まえた上で、現駅前広場及び駅南地区駅前広場、駅前道路について将来整備のあり方を検討。また、将来の路線バス等のルートも考慮して、大網駅周辺の主要な道路の将来整備のあり方も検討。さらに、小中川については、主要地方道山田台大網白里線直線化との交差も考慮し、将来整備の検討を行う。
  大網駅周辺は、1972年の駅移転当時から道路、河川、駅前広場等の都市基盤整備の必要性が指摘されていたが、解決されないままに現在に至っている。このため、朝夕には慢性的な交通渋滞が発生。鉄道、バス、自動車の交通結節点としての機能が十分に生かされていない。また、道路等に挟まれた駅前広場は機能拡大が困難で、周辺のさらに広い範囲を含めて都市機能の向上、中心拠点の形成を検討する必要がある。k_times_comをフォローしましょう
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