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福島建設工業新聞社
2016/06/24

【福島】ロボットテストフィールド整備/土木基盤設計でプロポ

 県は24日、南相馬市原町区萱浜地区に整備する「ロボットテストフィールド」の全体基本設計等業務と設計関連CM業務の公募型プロポーザルを公示した。全体基本設計は同地区に整備する土木系基盤などが対象。CM業務は設計と工事発注段階の発注者支援とする。参加資格要件、日程等は共通。2段階審査方式で、技術提案書を7月22日まで受け付け、1次審査により上位3〜5者程度を選定、8月上旬ごろに2次審査のヒアリングを行い、委託候補者を決定する。
 参加資格は@1級建築士事務所登録A建設コンサルタント登録規定「「港湾及び空港部門」「都市計画及び地方計画部門」「土質及び基礎部門」「鋼構造及びコンクリート部門」「トンネル部門」の全登録B管理技術者=技術者資格・建設部門「土質及び基礎」「鋼構造及びコンクリート」「都市及び地方計画」「港湾及び空港」または「トンネル」科目保有C担当技術者のうち1人以上は技術士資格「建設部門」かRCCM資格の「土質及び基礎」「鋼構造及びコンクリート」「都市計画及び地方計画」「港湾及び空港」または「トンネル」部門資格保有、1級建築士1人以上を配置。設計共同体(4者以内)での参加も認める。
 ロボットテストフィールドは、本格生産の前段階である「実証試験・実地訓練」「応用性能試験評価」「認証」の機能・設備環境を持たせる。活用分野は@無人航空機(ドローン)を活用した物流A無人航空機・水中ロボットを活用したインフラ点検B無人航空機・陸上ロボットを活用した災害対応―を想定。幅20b×延長500bの滑走路、80b×150bの試験飛行用グラウンド、災害状況を模した市街地・道路・トンネル・橋梁・水槽などを整備する。全体面積は約50fを見込んでいる。
 建設地は、同地区に南相馬市が造成中の市復興工業団地。浪江町棚塩地区の民有地に整備する離発着試験用滑走路は、今回業務対象外。本館建屋や国際産学官共同利用施設(ロボット)の設計は別途発注する。
 整備費はテストフィールドが76・5億円、共同利用施設が58・2億円と見込んでおり、国の全額補助で県が整備する。特定テーマ等次の通り。
 【全体基本設計等業務】▼特定テーマ▽早期に供用開始できるようにするための提案▽効果的な施設とするための提案▽施設の要求仕様を満たした上で、ロボットの多様な実証試験や操作訓練などを行うための拡張性・応用性を有する施設を整備する考え方について、施設内に整備する構造物3つを提示▽トータルコストを低減するための提案▼履行期限=29年5月末▼業務参考規模=1億8400万円(消費税込)
 【CM業務】▼特定テーマ▽事業全体を円滑にマネジメントするための提案▽特殊な構造物の設計を的確にマネジメントするための提案▽コスト管理に関する提案▼履行期限=30年2月末▼業務参考規模=8400万円
 事務局は商工労働部ロボット産業推進室024(521)8058。