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建通新聞社(静岡)
2016/06/27

【静岡】静岡市 湾岸消防署移転改築を9月にも公告

 静岡市は、湾岸消防署移転で、現在進めている一丁田遺跡の埋蔵文化財調査が順調に進めば、11月議会案件として9月にも一般競争入札公告する。詳しい発注方法については検討中としているが、建築、電気、空調、衛生の4分割での発注を予定している。
 現在の消防署は巨大地震時の想定浸水区域にあり、耐震性能も不十分なため、内陸側の清水区庵原町字西泉川592ノ14付近に約2500平方bの敷地を確保して移転改築するもの。移転先の現況は畑地となっている。
 新施設は、事務所部分を鉄筋コンクリート造、車庫部分を鉄骨造とし、2階建て延べ約2000平方bの規模で計画されている。施設内容は、車庫、事務所、会議室、食堂兼研修室、滅菌室、仮眠室、倉庫、浴室、自家用給油取扱所など。
 文化財は弥生時代の住居跡で、パスコ(東京都目黒区)に委託して調査しており、順調なら11月中旬から12月に完了する。このため、建築工事は2017年1月ごろから着手し、18年1月の完成を見込む。
 設計は、金丸建築設計事務所(静岡市駿河区)、地質調査はランドテクト(静岡市清水区)が担当した。
 現在の消防署は、新庁舎完成後の移転を待って、別途解体、用地は県に返還される。既存施設規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ996平方b。敷地面積は約1800平方b。所在地は、清水区横砂408ノ13。


提供:建通新聞社
(2016/6/27)

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