トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

西日本建設新聞社
2016/06/27

【熊本】豪雨災害 地元建設業が命がけの作業

 20日から21日未明にかけて県内で発生した大雨により、南阿蘇村立野地区など3カ所で斜面が崩壊した。また、熊本市を流れる白川では、上流から流れてきた樹木が明午橋仮橋に堆積し流れを阻害した。いずれの災害個所でも国土交通省熊本河川国道事務所と災害協定を結ぶ地元建設業者がいち早く出動し、地域を守るために命がけの作業を続けている。
 土砂崩壊個所は、国道57号の大津町瀬田地区の瀬田跨線橋付近と阿蘇口大橋付近、南阿蘇村立野地区の県道207号との交差点付近の斜面。阿蘇口大橋付近と交差点付近では斜面が大きく崩壊し、4車線化したばかりの57号を塞いだ。
 21日に同事務所の要請により出動した八方建設は、雨の状況を見ながら、大津側からバックホウなどの重機で土砂を取り除く道路啓開作業にあたっている。同事務所によると、23日時点では啓開の見通しは立っておらず、今後、必要となれば協定業者の追加出動要請も検討している。
 白川では、明午橋の仮橋橋脚に長さ10b前後の流木が堆積。水嵩が通常より70〜80aほど高く危険が伴う中、明興建設が22日から重機を使った緊急撤去を行った。
 今回の大雨に対する国土交通省の対応は、同事務所が排水ポンプ車を県内6カ所に配備し災害協定5社による排水作業を実施。九州地方整備局は、リエゾンを熊本県庁や益城町、熊本市などに派遣したほか、防災ヘリコプター「はるかぜ」で状況調査した。また本省は、南阿蘇村立野地区に崩壊斜面の状況把握を目的として土木研究所の土砂災害専門家を派遣した。

提供:西日本建設新聞社