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日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/06/28

【埼玉】埼玉県工業高校生ものづくりコンテスト

 埼玉県教育委員会の2016年度(平成28年度)県工業高校生ものづくりコンテスト電気工事部門が25日、さいたま市北区の埼玉電気会館で開かれた。埼玉県電気工事工業組合(沼尻芳治理事長)が後援。競技会場、材料を提供しているほか、青年部会幹部が審査委員として協力するなど全面的にバックアップ。13回目となる今回は県内の工業高校10校から26人が参加し、互いに各学校で培った技術を競い合った。
 開催にあたり県内工業高校教師で構成する埼玉県工業教育研究会の清水雅己氏(県立川越工業高等学校校長)があいさつ。「生徒の皆さんはケガのないよう安全に作業を進めて、日ごろの成果を発揮してください」と参加者を激励。
 埼電工組の加藤宗一副理事長は理事長から預かった祝辞を披露。「コンテストには04年からご協力させていただいておりますが、このような舞台を支えるサポーターとしての役割は大変意味のあるものと考えております」と述べた。
 今回の課題は、図に示された低圧屋内配線を指定された材料や工具を使用して時間内に施工するもので、制限時間は70分。
 競技終了後、審査委員4人による審査が行われ、ケーブル工事、接続、結線、仕上がりのきれいさなどをチェック。完成タイムを加味して採点し、上位4人を選定した。
 その結果、最優秀賞に熊谷工高の山田智輝さん、優秀賞に熊谷工高の小久保一義さん、優良賞に川越工高の橋本拓生さん、特別賞に川越工高の古川誉大さんが選ばれ、加藤副理事長から表彰状とメダルが贈られた。
 審査委員長の外村達也青年部会長は総評として「作品は時間を有効に使い完成させることがポイントとなっており、効率的な時間の使い方と少しのミスの差がでましたが、作品の出来栄えにほとんど差はありませんでした。今回作成した自身の作品を改めて見直し、今後の学業に生かしていただけたらと思います」と結んだ。