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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/06/30

【山梨】甲府城南側活性化基本計画を策定

 県と甲府市は、甲府城周辺地域活性化基本計画で、甲府城南側(お堀沿い)エリアの整備方針を示した。開放的な広場、歴史・文化関連施設、飲食・物販施設、散策路などを整備する。整備は、県民会館などの公共施設跡地を先行。2016年度内には、具体的に整備する施設や事業主体、事業手法を定める実施計画を策定し、早期の整備着手を目指す。

 甲府城南側エリアの整備の基本的な考え方は「甲府城の歴史や文化、緑が感じられ、ゆっくり過ごせ、また来たいと思える空間づくり」。
 整備方針として@県庁敷地と一体となった開放的な広場の整備A歴史・文化関連施設の整備B飲食・物販施設などの整備C散策路や歩行者優先道路の整備D観光バス乗降場・駐車場の整備Eお城と調和した緑豊かな空間の整備―を挙げている。
 具体的には、旧県民会館跡地や追手門を「広場ゾーン」とする。追手門広場は鍛冶曲輪門前の舞鶴通りと同じ高さとし、築城当時の石垣を再現する。お堀の復元は今後検討する。
 舞鶴公園壕端線と横近習本通り線、遊亀橋通りは、歩行者優先道路を整備。遊亀橋通り周辺は、低未利用地などを活用して飲食・物販施設などを誘導する。
 旧甲府税務署跡地や県社会教育センター跡地は「歴史・文化ゾーン」に位置付け、お城や甲府の歴史・文化を分かりやすく伝える空間とする。飲食施設や土産物屋、体験工房なども誘導する。
 整備は、開府500年(19年度)、信玄公生誕500年(21年度)をにらみながら、県民会館など公共施設跡地から先行着手する。民有地については、調整や合意形成を図りながら早期の整備着手を目指す。