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北陸工業新聞社
2016/07/07

【新潟】中古住宅の実感値が改善/不動産市況DI調査(4月実施)/県宅建協会ら

 新潟県宅地建物取引業協会と新潟県不動産鑑定士協会は、4月に行った第4回新潟県不動産市況DI調査の結果をまとめた。市場動向のうち、中古住宅の実感値は前回調査から改善したが、土地・新築戸建とマンションはわずかに悪化。半年後の予測値は、マンションのみ改善に転ずる見通しとなっている。
 不動産市場の推移について、協会員に4月1日を基準とした過去半年の実感と今後半年の予測を求めた。県全体の不動産市場の動向に係るDIの集計結果を見ると、取引市場における土地・新築戸建の実感として「増加傾向にある」としたのが22・0%、「減少傾向にある」としたのが31・8%。半年後の予測では、増加傾向が17・5%、減少傾向が35・7%となった。マンションは、前回調査から実感値は下がったものの、半年後の予測に改善傾向がみられる。中古住宅は実感値が大きく改善したものの、予測値は悪化に向かうとの見方が多かった。詳細は表参照。
 県全体の地価動向は、実感値、予測値ともに改善した。地域別では、新潟市中央区(新潟島)のDI値が最も高く、上越地域が最も低かった。半年後の予測値は新潟市中央区のみ悪化、残り全ての地域が改善または横ばいになるとしている。
 回答者の主な意見として、「消費増税の延期で宅地の需要が減少するのでは(新潟市江南区)」「人気のある物件と、それ以外の物件との差が激しい(新潟市秋葉区)」などがあった。

hokuriku