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鹿児島建設新聞
2016/07/07

【鹿児島】北薩横断道路北薩トンネル 小水力発電を設置

 県は2016年度、地域高規格道路「北薩横断道路」に25億円を投入する。泊野道路では最後の8号橋上部工を8月の開札に向け手続きを進めている。また、北薩トンネルでは、湧水を利用した小水力発電設備の設置を検討。新規着手した阿久根高尾野道路では、基準点測量や用地調査を委託する。
 泊野道路は、21億1000万円を投入。北薩トンネルの湧水対策は、グラウト工を実施。雨期での変状等がないか観測する。8号橋と9号橋間では道路改良を継続。
 区間内には橋梁が11橋(IC橋1橋含む)あり、15年度に7号橋上部工を発注。16年度は最後の8号橋上部工(ポストテンション方式PC2径間Tラーメン箱桁橋、L153m)を進める。
 また、同トンネルでは、網野子トンネル(瀬戸内町)での実績を踏まえ、湧水と勾配を利用した小水力発電を計画。照明設備等の電気を一部賄いたい考えだ。
 広瀬道路には2億5000万円を配分。穴川を跨ぐ広瀬大橋の一部上部工(P2〜P3間)の発注を予定。用地買収の状況は、6月末現在で497筆中490筆を取得。進捗率は約97%。
 阿久根高尾野道路は16年度から新規着手。4000万円を計上し、用地測量等を予定。区間は南九州西回り自動車道の阿久根北ICから紫尾道路の高尾野ICまでの延長約9km。道路構造は、3種2級で平面交差を基本とする一般道路の一部歩道付きで整備する。総事業費は95億円。トンネルはないもようで、橋梁は詳細設計等の段階で詰めていくが、折口川上流を跨ぐ部分が想定される。