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大分建設新聞社
2016/07/13

【大分】大手前開発で意見交換、佐伯商工会議所が会員懇談会 

 佐伯商工会議所はさきに、市内の三余館で、31年度中の完了を目指して市が進めている大手前開発事業についての、会員懇談会を開いた。
 会員約20人が参加。谷川憲一会頭が「市民ホール、広場などの基本設計がようやく始まった。市が大きな予算をかけて進めるこの事業は、後世に残る大変重要な仕事。よりよい事業にしてもらうため、皆さんの意見を聞かせてほしい」とあいさつ。市職員から、事業の経過や進捗状況などの説明を聞いた後、意見を交わした。
 会員から▽63億円をかけて建設する市民ホールや芝生広場など事業全体の維持管理費をどの程度見込んでいるか▽市民ホールは多目的ホールになると聞いている。可動席を収納して広間になったとき、どのような用途に使うつもりか▽全体の計画について地権者の同意は取れているか▽計画に対する旧町村部の市民の意見は―などの質問が出た。
 市側は、▽維持管理費は、実施設計と並行して計画を策定している。市民向けに、9月に中間報告会、11月に最終報告会を計画しているので、その席で維持管理費についても説明したい▽広間の使途は、現在、三余館のホールや文化会館の中ホールで開いているような美術展などを想定している▽地権者の同意については、これから交渉に入る▽周辺部の市民には、9月に予定している市民向けの中間報告会の前に、意見を聞く機会を設ける―などと説明した。   

提供:大分建設新聞社