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建通新聞社(東京)
2016/07/13

【東京】品川駅北周辺土地区画 事業認可を取得

 UR都市機構が施行する品川駅北周辺地区土地区画整理事業が、国土交通大臣の認可を得た。URによる基盤整備をきっかけに、2020年までのJR田町〜品川駅間の新駅開業、27年のリニア中央新幹線開業をにらんだ「グローバルゲートウェイ品川」が本格的に動き出す。

グローバルゲートウェイ品川が本格化

 施行地区は、港区芝浦4丁目、港南1〜2丁目、高輪2〜3丁目の一部で、面積は約14.7ヘクタール。新駅を核として、国際競争力強化につながる業務機能とともに、都心部集合住宅や商業・生活関連機能など新駅前の利便性と集客力を生かした複合的機能を集積する。また、国道15号沿道は国際交流拠点の形成と連携、周辺地域との調和を図る。
 区域北側の住宅系用途を想定するエリアには街区公園3カ所を配置する。面積は2,000平方メートル、1,819平方メートル、815平方メートル。
 幹線街路は、補助線街路第332号線(延長350メートル、幅員18〜22メートル)と、アクセス路(延長280メートル、幅員10.5メートル)の計630メートル。
 区画街路は、地区幹線道路(延長360メートル、幅員10〜31メートル)、区画道路1号(延長600メートル、幅員12〜14.5メートル)、同2号(延長160メートル、幅員12メートル)、同3号(延長100
メートル、幅員17.5メートル)、同4号(延長750メートル、幅員6.5〜10.5メートル)で計1,970b。国道15号には区画道路3号など3カ所で接続する。道路舗装は車道部をアスファルト、歩道部をインターロッキングとする。
 区域内の下水道管整備では、地区東側の芝浦水再生センターにつながる渋谷幹線下水と高輪放水渠などにそれぞれ汚水と雨水を排水する。
 事業施行後の種目別面積は、道路3万4,661平方メートル、公園4,634平方メートル、宅地9万0,446平方メートル(うち鉄道部2,714平方メートル)で、保留地が1万6,837平方メートル。施行期間は32年3月末まで(清算期間含む)。
 土地区画整理事業の全体事業費は592億3,100万円。工事費は、道路築造・公園施設整備に141億3,200万円、下水道整備に7億7,000万円、上水道整備に5億3,000万円、整地に40億2,000万円を充てる計画。調査設計費は22億円を計上している。
 工事費支出予定は▽17年度33億8,800万円▽18年度27億8,500万円▽19年度41億円▽20年度54億1,800万円▽21年度25億7,900万円▽22年度11億6,800万円▽23年度9億7,700万円▽24年度9億7,400万円▽25年度以降6億2,700万円―を計画している。

提供:建通新聞社