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　一般社団法人石川県古民家再生協会（山多宏代表理事）は１７日、七尾市の能登演劇堂で「第１４回民家の甲子園・石川県大会」全国高等学校対抗民家町並みフォトコンテスト（後援／文部科学省、全国高等学校文化連盟、県教育委員会など）を開催し、最優秀団体賞（第１位／県高等学校文化連盟賞）に飯田高が選ばれた。
　今回のテーマは「和」。１７校２２チームがプレゼンテーションを行った。作品のみの参加が６チーム、参考出品が１チーム。開会式のあいさつで山多代表理事は「石川県大会は全国一。石川の素晴らしさを存分に発表して欲しい」と述べた。
　最優秀団体賞となった飯田高の作品は「朝起きて台所に行くと祖母がみそ汁をつくっている」から始まり、レンズ越しに和む、和ませる、和やかというキーワードで、珠洲の何気ない日常風景を見事に切り取っていた。
　プレゼンテーションではＢＧＭを効果的に使ったり、浴衣を着た寸劇風や語り部調のもの、七尾まだらを交えた発表など、各校の個性豊かな表現が繰り広げられた。
　審査講評では高校生の目線で地元を愛する心があり、鋭い観察力で地域の日常や風景、伝統文化などを発信していたことを称えながら、今後もふるさとを大事にし、国際社会で活躍して欲しいとの期待の声が挙がっていた。
　最優秀団体賞を除く受賞者は次のとおり（敬称略）。
【団体賞】▽準優秀賞（第２位／七尾市長賞）　金沢北陵高▽優秀賞（第３位／同市教育委員会賞）　七尾東雲高▽ベストふるさと賞（第４位）　内灘高▽ふるさと賞（第５位／県古民家再生協会賞）　寺井高
【個人賞】▽最優秀賞（第１位／県営業写真協会賞）土谷歩（県立工業高２年）▽準優秀賞（第２位／同賞）　角朋香（飯田高２年）▽優秀賞（第３位／同）　白山智裕（金沢二水高３年）
【個人特別賞】▽景観賞　小路あゆみ▽繊細賞　表奏海▽アングル賞　中西彩華▽和風美賞　北野玲音▽色合い賞　戸澤彩歌▽ほのぼの賞　渡辺美桜▽ほほえみ賞　竹内裕乃
【ホープ賞】
　松本凪彩、鵜澤萌乃、前田秀一、高柳怜菜、斉藤佳怜、福田美玖、尾形朋香、橋本彩弥加、橋本奈波、石地結芽
　上位入賞者は８月８日に岐阜市橋本町のじゅうろくプラザで開催される全国大会に出場する。