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北陸工業新聞社
2016/07/20

【富山】残事業費は824億円/利賀ダム建設で堤体工など/北陸整備局

 北陸地方整備局は、利賀ダム建設事業について残事業費824億900万円を投じ、ダム堤体工などに取り組む。このほど開いた16年度第1回事業評価監視委員会で、事業継続が「妥当」とされている。
 利賀ダムは堤高112メートル、堤頂長232メートル、総貯水量3110万立方メートルの重力式コンクリートダムとして南砺市利賀村の庄川水系利賀川に建設する。洪水調節や正常流量の確保、工業用水の供給を目的とする。総事業費は約1275億6500円で、22年度の完成を予定している。
 残工事費は713億3300万円で、このうちダム費が518億8500万円、管理設備費が50億9000万円、仮設備費が131億5500万円、工事用動力費が12億300万円。
 ダム費の内訳は、転流工8億5700万円、掘削(42万5000立方メートル)26億9600万円、基礎処理工(8000メートル)5億9000万円、堤体工(59万5000立方メートル)207億500万円、閉塞工2億7600万円、付属装置9億8600万円、放流設備20億6100万円、地すべり対策工112億8600万円、法面保護工77億9700万円、環境整備工5億9400万円、その他40億3800万円。
 管理設備費の内訳は、通信警報設備15億4300万円、放流制御設備7億5400万円、電力設備8億6400万円、建物13億400万円、諸設備6億2600万円。
 仮設備費の内訳は工事用道路工122億6300万円、その他8億9200万円。
 工事費のほかに用地・補償費が30億7500万円、間接経費が37億7800万円、工事諸費が42億2300万円。
 なお、年間の維持管理費は4億3400円としている。

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