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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/08/03

【群馬】県前橋土木が寺沢川の改修工事を3件

県前橋土木事務所は本年度、前橋市女屋町などを流れる寺沢川で行う、改修工事3件の発注を計画している。同川を渡す7号橋の上部工、サイホンの移設、築堤護岸工を計画。いずれも秋以降の発注を予定している。護岸工は一般競争入札。ほか2件は発注方法を検討しているところ。来年度以降は、L約580mで護岸を行うほか、市道橋2橋の架け替えが控えている。
寺沢川の改修事業は、県道前橋西久保線から下流、L2750mをW27mに拡幅する。これまでにL約1900mで工事が完了している。
本年度は、前橋工業高校の南側を走る市道00−067号線をルートとする清水橋から北へL300mで工事を実施する。
築堤護岸工は、W27mを確保しながら両側へブロック積み護岸を行う。堤防上には、W3mの管理用通路も整備する。
7号橋は、市道08−251号線をルートとする橋。規模はL28m、W5mの単径間PC単純ポステンバルブT桁橋。本年度は上部工を実施する。
サイホンの付け替えは、1m×1mのサイホンをL41・4mで整備する。併せて、樋門も新設する。
工事は、いずれも秋以降に発注を予定。このうち、サイホンの付け替えについては、現在進めている文化財調査の完了後となる。
また、これ以降の工事に備え、用地買収と文化財調査も進めていく。
来年度以降については、県道前橋西久保線までのL約580mで工事が残っている。同区間には、市道00−254号線をルートとする「堀の下新橋」と市道08−274号線上の「天矢橋」があり、いずれも架け替えを予定している。なお、県道前橋西久保線上の「泉下橋」については、すでに架け替えが完了している。
寺沢川では、桃の木川との合流部から県道前橋西久保線までのL3350mで工事を計画。1992年までに桃の木川との合流部から上流へL600mで工事が完了した。1996年からは、現在の事業としてL2750mで工事が進められている。事業期間は、2022年度までで、総事業費は45億9200万円を試算。昨年度末までに60%の進捗率となっている。