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建通新聞社四国
2016/08/05

【高知】安芸市 市内小中学校の移転新築へ前進

 安芸市は、市内小中学校10校の統廃合に伴う移転新築を検討しており、2016年度に整備方針の決定、地域などとの協議を進め、17年度は基本計画の策定、18年度には実施計画の策定に着手する見通しだ。
 このうち伊尾木小については、南海トラフ地震発生時に最大で10bの津波浸水が予想されるため、下山小と統合する形で先行して協議を進めており、16年度に適地調査などを実施する可能性がある。現在の伊尾木小の敷地面積は8802平方b。施設の規模は校舎が鉄筋コンクリート造2階建て延べ1677平方b、屋内運動場が鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋945平方bで、ほかにはプール、ポンプ小屋、運動場などがある。新築する学校は現在と同規模となる見込み。
 市は、14年9月に小中学校の統廃合に向けた検討委員会を立ち上げ、15年度までに基本方針をまとめ教育長に提出した。児童、生徒数の減少と施設の老朽化が進行しているほか、いくつかの学校では南海トラフ地震により大きな津波被害を受けると予想されるため、安芸第一小を除く小学校8校と中学校2校を統合、5校を新築し現在11校ある小中学校を6校に減らす方針で協議を重ねている。
 統合が検討されているのは伊尾木小と下山小、東川小と川北小、土居小と井ノ口小、穴内小と赤野小、清水ヶ丘中と安芸中。1校あたりの新築工事費は15億円程度を想定している。

提供:建通新聞社