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建通新聞社(神奈川)
2016/08/16

【神奈川】川崎市上下水道局 生田浄水用地の民間貸付 公募プロポが不調に

 川崎市上下水道局は、「生田浄水場用地の土地貸付に係る公募型プロポーザル」が不調となったと発表した。生田浄水場用地の有効利用の一環で、スポーツ広場などの整備・運営管理ができる法人事業者を選定するためプロポーザル方式による公募を6月10日付で公告したもので、応募者が無かった。今後は、応募要領について問い合わせがあったものの、応募を見送った企業を対象にヒアリングを実施。不調となった要因を整理し、再公募に向けて検討する。
 生田浄水場(多摩区生田1ノ1ノ1)は、水道事業の浄水場を長沢浄水場に集約する「再構築計画」に基づき、2015年度末で水道事業の浄水機能を停止した。浄水場の東側部分は、更新用地とするまでの期間、約1万5000平方bを上下水道局が多目的広場とふれあい広場をとして整備する。残り約3万2000平方bは民間事業者に20年間貸し付け、約1万8000平方b(長さ115b、幅155b)のグランドをはじめ、テニスコート複数面、駐車場、クラブハウス(2階以上、1300平方b以下)などを整備してもらう構想。
 今回の公募型プロポーザルの参加資格は、過去3年間に国または地方公共団体が管理する土地でスポーツ施設(サッカーグランド、フットサルコート、テニスコートなど)を運営した実績がある者―などだった。
 提供:建通新聞社