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北陸工業新聞社
2016/08/18

【新潟】メタウォーターグループに/青木浄水場更新事業プロポ/見附市/提案価格は111億6612万円

 見附市は、公募型プロポーザル方式で選定を進めていた「青木浄水場更新事業」について、メタウォーター首都圏北部営業部を代表企業とするグループを最優秀提案者に決定した。提案価格は111億6612万1000円。
 構成企業のうち、機械・電気をメタウォーター首都圏北部営業部、設計を中央設計技術研究所、土木・建築を鹿島北陸支店、運転・維持管理をメタウォーターサービス事業推進本部、緑水工業、ジェスクホリウチ長岡支店が担当する。
 選定に当たっては、同グループのほか、水ing新潟営業所グループ、クボタ東京本社グループの計3グループが参加。価格評価点では3グループ中で2番手だったものの、「浄水施設設計における提案」などの項目で他グループを大きく突き放し、技術評価点の加算で逆転した。同グループの提案に対し、「最もおいしい水の提供が期待できるとともに、青木浄水場の将来運用を考慮し、現況施設の課題を理解し、省エネルギー化が可能な維持管理性に優れた提案となっている」と総評している。なお、上限価格に126億円、最低制限価格に88億2000万円を設定していた。
 今事業は、青木町地内にある現行浄水場の老朽化が著しいことから、クリプトスポジウムへの対策を講じ高濁度発生時における浄水機能を確保するため、DBO方式により、現行浄水場隣接地に膜ろ過方式による施設の更新と20年間の維持管理を行うもの。
 今後、9月9日にも契約を締結する。設計および工事期間が9月から21年3月、運転維持管理期間が21年4月から41年3月までを予定している。

hokuriku