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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/08/18

【群馬】前橋市が道の駅で事業者を近く公募

前橋市は本年度、上武道路沿いに新設を計画している道の駅について、企画・設計・運営までを含めた事業計画案(事業予定者)を公募する。公募の時期は11〜12月ごろを予定しており、2017年度には事業予定者を決定する見通し。計画当初は、導入する施設と整備運営手法を市全体で選定。設計と整備、運営の実施事業者を18年度に公募する予定だったが、企画の段階から民間事業者の意見を採り入れる方針へ転換した。着工時期は当初計画通り19年度を予定しており、20年度のオープンを目指す。
新設する道の駅は、南北に走る国道17号線と東西に建設が進む上武道路との交差点の北東部、関根町などにまたがる農地が建設予定地。本年度に完成を予定している上武道路の活用を目的として計画された。
昨年度までの協議では、約7haの敷地へ休憩施設や情報発信施設、防災施設のほか、多目的広場などの屋外施設の整備を案として設定。事業費には、約47億円を試算していた。
本年度は、11月末までにサウンディング型市場調査を踏まえ、民間事業者との対話を通じて企画、設計、運営を行う事業者の公募条件を詰める。11〜12月には事業予定者を公募したい考えだ。
また、事業者の公募にあたっては、公募要項の作成や支援業務に関わるコンサルティング業務の発注も予定しており、9月までに発注する見通し。
今後については、2017年度に事業予定者を選定し、市と協同して施設の内容や規模を設定。実施設計までを作成する。18年度に用地買収を行い、19年度の着工、20年度のオープンを予定している。
工事については、従来通り市が行うか、民間活力を導入した手法とするかを検討していく。
事業計画案の策定にあたっては、これまでに市が協議してきた方針を踏まえて民間のノウハウを取り入れる。整備方針には◇「ここにしかない食」と「こだわりの農業」を体感、体験する場◇健康的で豊かな自然を感じるスローシティライフを提案する場◇多様な人が遊び交流、活躍するコミュニティの場◇危機的状況に備える防災・復旧の拠点となる場−の4つのテーマを設定している。
市内には、3つの道の駅があるが、いずれも既存施設を利用したもの。新施設を整備するのは今回が初めてとなる。