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大分建設新聞社
2016/08/24

【大分】県立屋内スポーツ施設の概要、建設費73億見込む 

 県は22日、大分市の大分スポーツ公園内に新設する県立屋内スポーツ施設の概要を明らかにした。武道場と多目的競技場からなる施設で、概算工事費は約72億9000万円(上限)を見込んでいる。9月7日に開会する第3回定例県議会に関連予算を提案する。
 県は、大規模大会開催などによる大分県の武道競技の推進拠点として、また県民の生きがい、健康づくりを支援するほか、スポーツツーリズムにも活用できる施設整備を目指す、としている。
 県教育庁屋内スポーツ施設建設推進室によると、施設はRC造2階建て延べ床面積は1万5900平方b。うち武道場2985平方b、ハンドボール、バレーボールなどに利用する多目的競技場1万1582平方b、トレーニング室506平方b、機械室など827平方b。観客収容人員は、▽武道場=固定席400人、車いす6台▽多目的競技場が固定席2000人、車椅子席20台、移動観覧席2000人、パイプいす1000人。
 屋根構造は県産スギ製材品使用のW造(多目的競技場は一部S造)。工事費72億9000万円のうち、県産スギ材(構造及び内装使用)の調達費約1億3000万円、工事監理委託費約1億4000万円。
 今後、9月補正予算案に上程後、10月24日までに実施設計完了の予定で、11月に工事の入札を公告(WTO対象)、29年2月に工事請負業者を選定し、定例県議会で可決されれば、同3月に着工の予定。31年4月完成を目指す。
 9月の定例県議会に提案する本年度一般会計補正予算案に、県産材の事前調達費など、8231万円と施設建設に伴う債務負担行為約73億4381万5000円を盛り込んだ。

提供:大分建設新聞社