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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/08/25

【山梨】甲府市 市民会館天井耐震化を計画

 甲府市生涯学習課は、来年度の当初予算案へ総合市民会館の天井耐震化工事費(非構造部材の軽量化)を要望する。
 工事予算が確保できれば、来年度に館内の芸術ホールとイベントモール、18年度に山の都アリーナおよび格技場で工事を実施する計画。
 同工事に伴う実施設計を7月下旬に、トネガワ建築設計事務所(大里町3921−1)へ委託済み。来年3月中旬を納期としている。
 青沼3丁目にある総合市民会館は、SRC造4階建てで、延べ床面積1万3153uの規模(敷地面積2万6895u)。1990年に竣工した施設。
 館内には、室内競技や式典、講演会などイベントができる山の都アリーナ(客席の定員2000席)を始め、各種演奏を行う芸術ホール(定員500席)、空手や剣道などの室内競技場に使用する格技場(フロアー404u)、イベントモール(中央通路)を配置する。
 そのほかの施設として、1階の管理事務室や多目的室、練習室、飲食コーナーほか、2階の図書室(事務室)、展示室、3階の大会議室および会議室については、天井の耐震性が確認されているため、工事はしない。
 天井耐震化工事は、東日本大震災で全国各地で多くの天井材の落下が報告されたため、市では天井部分の耐震調査を実施。その結果、館内の芸術ホールとイベントモール、山の都アリーナ、格技場の計4カ所で今後、耐震化工事の必要があると判断した。