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建通新聞社(東京)
2016/08/29

【東京】昭島市 教育福祉総合C実施設計は佐藤総合

 昭島市は、(仮称)教育福祉総合センターの実施設計を佐藤総合計画(墨田区)に9175万円で委託した。納期は2017年3月31日。工事は17年9月議会承認案件として早ければ17年7月に発注する。17〜19年度を工事期間に充て、19年12月の完成、20年度の供用開始を目指す。基本設計も同社が担当。
 同事業はつつじが丘南小学校跡地(つつじが丘3ノ3ノ15)に既存校舎と体育館を改修し、新築棟の建物で複合施設を整備するもの。新築棟(教養文化施設)は鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ5461平方b。1階に図書館、郷土資料室、シアター、企画展示、カフェを配置。2階が図書館、自動化書庫。3階が機械室など。蔵書冊数は開架が約19万冊、閉架が約20万冊。
 既存校舎は鉄筋コンクリート造3階建て延べ4822平方b。1階に郷土資料室、子育てひろば、子ども家庭支援センター、児童発達支援相談部門、コミュニティー施設、事務室、会議室、相談室、防災倉庫を配置。2階が教育センター、男女共同参画センター、事務室、相談室、会議講習室など。3階が郷土資料室、教育センター、会議講習室で構成。
 既存体育館は鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て延べ1041平方b。発表会や研修会、講演会、運動ができるスペースとする。内装(防音・音響)、空調設備を改修し、200席程度の可動式客席を新設する。
 既存校舎北側にはエレベーター棟(鉄骨造79平方b)を増築する他、既存校舎と新築棟を渡り廊下(鉄骨造125平方b)で接続させる。
 新築棟は耐震構造とし、冷暖房システムは中央熱源システムを採用。既存校舎は個別熱源システムでガスと電気を適所に取り入れる。照明はLED器具をメインにクールヒートトレンチや太陽光発電設備、雨水利用などで省エネ対策を図る。
 一方、敷地北東側には市が社会福祉法人に土地を貸し付け、(仮称)児童発達支援センターを事業者が整備・運営する。現在、市が事業者を公募しており、10月末をめどに決定。17年度に東京都補助金説明会を開くとともに都へ事業計画書、国庫補助協議書を提出する。18年度に着工し、19年度の教育福祉総合センター開設と同時期に完成させる。
 事業内容は、福祉型児童発達支援センター(定員21人以上)、放課後等デイサービス事業(定員10人以上)、保育所等訪問支援、相談支援など。敷地面積は約1280平方b。
提供/建通新聞社