トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2016/08/29

【千葉】埜原機場で実施設計/国営印旛沼二期地区/本年度事業費34・5億円、進捗率49・5% 

 関東農政局印旛沼二期農業水利事業所は国営印旛沼二期地区で本年度、事業費34億5000万円を投入し、吉高機場上屋建設工事や宗吾西機場建設工事、宗吾北機場建設工事、宗吾西支線用水路工事、吉高幹線・支線用水路工事、埜原機場実施設計、一本松機場耐震診断などを進める。同事業の昨年度末での進捗率は、総事業費347億円に対し171億7800万円を投入し49・5%。
  事業のうち吉高機場上屋建設工事は、5月の一般競争入札で鎌形建設が予定価格2億2527万円(消費税抜き)に対し2億1000万円で落札。上屋はRC造延べ974u。また、埜原機場実施設計は6月に簡易公募型プロポーザルを公告し実施中。設計は用排水機場の実施設計、用排水機場建築の実施設計、地質調査一式で、工期は約7か月。
 このほか、宗吾西機場と宗吾北場上屋建設工事などを昨年度からの継続で実施する。宗吾西機場建設工事は昨年11月の入札で飛島建設が12億250万円(消費税抜き)で落札。2018年3月16日までの工期で施工中。また宗吾北機場の上屋建設工事は、昨年8月の入札で石井工業が2億1000万円(同)で落札。工期357日で施工中。
  機場は15年春に白山甚兵衛機場が供用を開始。今後は、来年春に宗吾北機場、18年春に吉高機場、19年春に宗吾西機場、21年春に埜原機場の通水開始を予定している。
  国営印旛沼二期地区は、成田市、佐倉市、八千代市、印西市、印旛郡酒々井町及び栄町の4市2町にまたがり、受益面積が5002haに及ぶ。同地区は国営干拓土地改良事業により事業を実施したが、造成から40年以上を経過し、施設の老朽化による機能低下が生じている。耕作地は区画整理がなされておらず、農業生産の向上に支障をきたしている。このため、基盤整備を実施し、農業生産性の向上と農業経営の安定を図ることになった。
  事業は10年度に着工。23年度までの14か年(施設機能監視期間3年を含む)で総事業費347億円を投入し、揚水機場3か所、用排水機場3か所、幹線用水路2条1・2q、支線用水路35条51・7q、幹線排水路1条1・1qを整備する計画。
  国営印旛沼二期地区の本年度事業計画は次の通り。
  ■16年度事業計画
  ▽宗吾北機場建設工事(3か年国債)▽宗吾北機場上屋建築その他工事▽宗吾北機場用水ポンプ設備製作据付建設工事(2か年国債)▽宗吾北機場ゲート設備製作据付工事▽宗吾北幹線用水路他バルブ設置工事▽宗吾北地区水監視設備製作据付工事▽吉高機場建設工事(3か年国債)▽吉高機場洪水槽建設工事、吉高機場上屋建設工事(2か年国債)▽吉高機場ポンプ設備製作据付工事(2か年国債)▽吉高幹線・支線用水路工事(L1・2q)▽宗吾西機場建設工事(3か年国債)▽宗吾西支線用水路工事(L900m)k_times_comをフォローしましょう
times