トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2016/09/02

【群馬】県桐生土木が大間々世良田線で跨線橋の桁製作を発注

県桐生土木事務所は、みどり市笠懸町などで進めている県道大間々世良田線バイパス笠懸薮塚工区で、JR両毛線を跨ぐ跨線橋の桁製作を発注する。年内に一般競争を公告する予定。跨線橋建設ではこのほか、南側のアプローチ部分で工事を行う。用地調整などが順調にいけば年度内に発注する見通しだ。
跨線橋は、みどり市笠懸町鹿地内を走るJR両毛線で架設を計画。L32m、W16・75mのポストテンション方式PC単純床版橋となっている。本年度に製作するのは、桁長31・9mでプレキャストセグメント主桁15本となっている。桁製作は、本課からの発注となる見通しだ。
本年度は桁の製作のみで、架設は来年度を予定。JRを跨いでの工事となるため、架設はJRへ委託する計画となっている。
同跨線橋南側のアプローチは、L200m程度を補強土壁工法で整備する。高さは最大9mを予定している。現在、用地などの調整を行っている最中で、本年度中の発注を目指して準備を進める。
同跨線橋の北側、国道50号側のアプローチについてはすでに発注済みとなっており、現在工事が進められているところ。
本年度はこれまでに、補強土壁工などが発注済みとなっている。今後は、国道50号との接続部付近や跨線橋の桁架設をメーンに行う見通しで、来年度中の供用開始をめどに進めていく。
同バイパスは、みどり市と太田市を南北に結ぶL3400m、W22・75mの新設事業。このうち、桐生土木事務所管内では、太田市とみどり市境から北へ、JR両毛線を跨ぎ、国道50号杉菜原(西)交差点の北側市道に接続するまでのL2940m区間を担当している。
同路線は、7つの交通軸構想の渡良瀬軸の一つ。桐生みどり地域から北関東自動車道太田薮塚インターチェンジまでを通すもの。周辺道路の渋滞も著しく、大間々世良田線現道の西側に同バイパスを整備し、渋滞緩和と高速道路網へのアクセス向上を図る。