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日刊建設タイムズ社
2016/09/06

【千葉】事業の継続を了承/関東整備局事業評価委/行徳橋と湾岸千葉県区間 

 2日に開かれた国交省関東地方整備局の第4回事業評価監視委員会で、江戸川特定構造物改築事業(行徳可動堰改築)と国道357号東京湾岸道路(千葉県区間)が審議対象となり、いずれも事業の継続が了承された。行徳堰は行徳橋の工期を2年延長。来年度で上部工を発注。東京湾岸道路は、2023年度千葉県区間供用開始へ舞浜立体、塩浜立体などで事業を進め、塩浜立体で18年度の着工を目指す。また、船橋区間での地盤改良の追加から事業費が8億円増額となった。
  行徳可動堰は14年度に老朽化対策・耐震対策を完了し供用を開始。管理橋(行徳橋)は本年4月に下部工のA1橋台、橋脚のP1、P2、P5が完成し、A2橋台と橋脚のP3、P4、P6を施工中。下部工で15年度に入札不落があったことから工期を2年延長。このため、上部工の発注が来年度にずれ込んだ。
  事業費は、P3、P4橋脚の施工方法を中堀工法から圧入機併用中堀工法に変更したことから約3億円の増額となった。
  同事業は1993年度に特定構造物改築事業として採択。その後、改築方法を検討し、老朽化対策・耐震対策・管理橋設置を実施することとして09年度に事業計画を変更。10年度から事業に着手した。14年度に行徳可動堰の老朽化対策・耐震対策を完了し、併せて行徳可動堰の管理橋機能を兼ねた行徳橋に着工した。行徳橋の架け換えは江戸川河川事務所と県が共同で実施している。
  一方、国道357号千葉県区間は、千葉市美浜区真砂から浦安市舞浜までの延長約21・3qで事業を実施。習志野・千葉区間は1989年度に浜田立体が4車線で供用を開始。現在は、船橋地区、浦安市の舞浜立体、市川市の塩浜立体で事業を実施している。船橋地区は交通円滑化対策として12年度に着工。舞浜立体は昨年度から改良工に着工し、下部工を進めている。塩浜立体は周辺地域での開発状況や交通実態調査等を行っており、18年度の着工を目指している。
  事業費は前回評価の1313億円から1321億円に8億円増加した。船橋区間の拡幅盛土工事において直近の既存ボーリングデータでの解析データからJRへの影響はないとしていたが、用地買収後の地質調査で、軟弱な粘土層を確認。解析の結果、JRへの対策が必要となり、地盤改良の事業費を追加した。k_times_comをフォローしましょう
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