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建通新聞社四国
2016/09/06

【香川】環境デザイン研に 動物愛護C基本実施設計

 香川県は「香川県・高松市動物愛護センター(仮称)」の基本・実施設計業務を簡易公募型プロポーザル方式により検討した結果、環境デザイン研究所(東京都港区、仙田順子社長)を特定。8月31日に同社と1391万0400円(税込み)で随意契約を締結した。設計期間は2017年3月28日。16年度に基本・実施設計を進め、17年度中に施設の建設に着工し18年度中の開設を目指す。
 同プロポーザルには環境デザイン研究所のほかに、タカネ設計が参加した。技術評価点は環境デザイン研究所が19・5点、タカネ設計は18・5点だった。
 同センター(仮称)は高松市東植田町寺峰1202ノ1の県公渕森林公園内に整備するもの。敷地面積は約4700平方b(既設第2駐車場約2500平方b含む)。
 事務所棟と動物収容・診療棟は平屋で延べ面積約900平方b。建築物の構造は木造も視野に基本設計で検討し必要な性能を満足する構造にする。事務所棟はエントランスホール(情報発信・相談・学習コーナー他)、事務室、多目的ホールのほか書庫兼倉庫、災害用備蓄倉庫などを配置。
 動物収容・診療棟は譲渡動物室、検疫室、ふれあいルームや物品庫、シャンプー、トリミングルーム、更衣室・シャワー室、機械室、プラットホームなどの設置を予定している。同棟の診療・検査エリアには診療室(レントゲン室、手術室を含む)、検査・薬剤保管室、検査準備・器具洗浄室を配置する。
 また、屋外施設はドッグラン700平方bと、ふれあい広場300平方b(屋根付きふれあいゾーン、ふれあい・イベント広場)の約1000平方bを整備する。
 犬や猫の鳴き声などによる騒音や臭気に配慮した配置計画に加え、構造や設備性能を確保する。施設の長寿命化のほか、ユニバーサルデザインを導入。自然エネルギーも積極的に活用し、県産材の利用促進を図る。

提供:建通新聞社