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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/09/06

【山梨】塩山駅改修で自由通路耐震化 甲州市

 甲州市は8月31日、市議会9月定例会を開会し、田辺篤市長はJR塩山駅の全面改修に併せて南北自由通路の老朽化に対応する方針を明らかにした。補正予算案では、JRへの負担金および広場改修の工事費などを計上している。
 田辺市長は市政概要説明において、JR東日本が県内の観光拠点に位置付けている塩山駅の全面改修を計画しているとして、築後約30年が経過し老朽化が見られる南北自由通路も併せて改修する考えを示した。加えて、南側広場の改修も行うとして補正において予算措置をとったと述べた。
 これに対し岡武男議員が詳しい説明を求め、答弁に立った三森今朝美建設課長は、市が管理する南北自由通路は老朽化から利用者の安全を図るため、天井部分の耐震化を実施すると述べた。
 また、駅構内の工事としては、四季島乗客の専用ゲート整備とこれに伴う改良、キオスクと観光案内所の一体化により自由通路からの侵入を可能とする整備、駅舎全体の美化などの内容を説明した。構内と自由通路は調和のとれたデザインで統一する計画。負担金として1億4778万円を計上するとともに、繰越明許の措置もとられている。
 広場については、中央部にあるモニュメント(高さ12m)撤去などの改修に409万円、ロータリー植樹帯改修に825万円の工事費を盛ったほか、測量・設計に258万円の委託費を予算化している。
 塩山駅は、JR東日本が来年5月から運行するTRAIN SUITE 四季島(トランスイートしきしま)の立ち寄り駅としてスケジュールが組まれている。