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大阪市は、弁天町駅前土地区画整理記念事業で計画する交流会館（仮称）について、マーケット・リサーチ（市場調査）の結果概要を公表。マーケット・リサーチ参加事業者から出された施設コンセプトなどを明らかにした。市は今後、提案内容を参考に交流会館の整備手法を固め、２０１９年度に既存建物の撤去工事や交流会館の建設工事に着手する予定だ。
　マーケット・リサーチでは、建設関連企業など３者から意見が出された。これによると、コンセプトとして、民間等付帯施設の導入により利用者の交流・利便性に配慮した施設整備を想定。また、併せて整備する民間等付帯施設は、商業施設を中心に設置するとした。この他、隣接する病院や周辺既存施設との機能連携について、既存施設と競合せず、病院利用者の利便性を向上する施設とすることが望ましいとした。
　弁天町駅前の土地区画整理記念事業は、大阪みなと中央病院（地域医療機能推進機構）を共同事業者として、記念ホールや子育て支援などの公共施設、地域医療・災害時医療の拠点施設を整備する。
　事業計画地は大阪市港区磯路１丁目で、地下鉄中央線弁天町駅の南側。敷地面積は全体で約４０００平方�b。このうち西半分の約１５００平方�bに交流会館を建設する。施設規模は５０００〜６０００平方�bを想定。21年度のオープンを目指している。

提供：建通新聞社