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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/09/12

【群馬】県9月補正予算案、コンベンション実施設計費

大澤正明知事は12日、9月補正予算案を発表した。公共事業費は道路事業を中心に98億8100万円を計上、大幅に増やした。9月補正としては過去15年で最大規模となる。高崎競馬場跡地に整備するコンベンション施設の実施設計費に債務負担行為を含め3億9800万円を措置した(2面に主要事業掲載)。
公共事業費には交付金事業93億8100万円、純単独事業5億円の計98億8100万円を計上。今回の補正予算額全体が130億3219万5000円で、全体の4分の3超を占めることとなる。9月補正としては過去15年で最大規模。農政部が所管する小規模農村整備に2000万円を盛り込んだ。それ以外は県土整備部所管分となる。
交付金では、道路の79億5800万円をはじめ、河川に8億500万円、砂防に4億2600万円、住宅に1億9200万円を確保した。純単独では、島根県で発生した落石事故を踏まえた落石防止対策1億4600万円、道路維持補修1億5000万円、道路標識英語表記化6000万円、橋りょう緊急補修5000万円、粘り強い堤防対策5100万円、下水道末端管渠整備2300万円を計上した。
大澤正明知事は会見で公共事業費について「大幅に増額した。しっかりと社会資本整備をして、県内景気の回復につなげていきたい」と説明した。今回の補正により、本年度の公共事業予算は計934億4933万8000円となる。
高崎競馬場跡地に建設するコンベンション施設整備費には、実施設計費のほか、開発区域設定のための測量費など749万3000円を計上した。現在は、基本設計を佐藤総合計画(東京都墨田区)により進めている。県産材を活用して「群馬らしさ」を表現する。主に展示施設と会議施設、駐車場などで構成。展示施設と会議施設はS造4階建て、延べ床面積約3万2000uの一つの建物として整備する。施設東側には立体駐車場と平面駐車場を設け、2000台以上の駐車スペースを確保する。2017年度上期中に実施設計まで完了し、同年下期の着工、20年度のオープンを目指す。
このほか、看護師養成所施設整備費補助に1億4772万円を計上。学校法人太田アカデミーが来年4月に開校を予定する太田医療技術専門学校の施設整備費に対し補助する。
ALSOKぐんまサブアリーナ内でのリード競技用クライミングウォール設置工事費には、債務負担行為を含めて8910万円を盛り込んだ。当初、工事は来年度に予定していたが、国体関東ブロック大会の開催が来年7月に前倒しされたため、それに伴い工事も前倒しする。工期は来年1〜5月を見込む。
林業・木材産業再生緊急対策には3694万円を計上。林業県ぐんまの実現に向け、未利用材の活用を推進するため、木質バイオマス発電関連施設整備に補助する。ウッドビレジ川場にはチップ乾燥施設などの整備費として1494万円、前橋バイオマス燃料には木質バイオマス専用運搬車の導入に2200万円を補助する。
農林大学校農産加工実習室整備には1792万3000円を措置した。来年4月のコース改編で、新たに「農と食のビジネスコース」を設定。同コースの加工実習に対応するため、調理加工実習室を改修する。このうち工事費は1324万円。床の張り替えや加工実習台入れ替え、空調設備設置、ガス給湯器の入れ替えを行う。
交通安全施設整備費には791万6000円を追加。信号機の新設数を当初計画から2基増やし53基とする。交通量の多い通学路や事故が多発する恐れのある交差点に設置を進めていく。
産業団地整備では、当初予算で測量調査費を計上したZ地区(造成面積6・5ha、分譲面積5・9ha)の地権者交渉が順調に進んだことから、用地買収を前倒しで実施する。2億6000万円を盛り込んだ。