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建通新聞社四国
2016/09/13

【徳島】徳島県の県有施設耐震化率 95・4%に

 徳島県は7日、2016年4月1日現在の「防災拠点等となる県有施設」の耐震化状況を明らかにした。全501棟のうち、「耐震性能有り」とした棟数は478棟で、耐震化率は95・4%となり、前年同期と比べ7・8ポイント改善した。また、耐震診断実施・予定棟数は3棟、要耐震化棟数は同時点で8棟あり、今後必要な耐震改修などを施して早期の耐震化率100%の達成を目指すことにしている。
 廃止や建て替え、移管などがあり、調査対象棟数は前年度より16棟減少した。こうした中で耐震性能有りと判定された棟数は、前年度の453棟から25棟増加。また、耐震化実施中の施設は7棟となっている。このため今後は16棟について、耐震状況の確認を完了させ、必要な耐震改修などの対策、さらには廃止・統合・在り方検討など、整理し対策を行っていくことにしている。
 16棟のうち、耐震診断を予定している棟は3棟で、いずれも避難所指定施設。内訳は新野高校の鉄骨造2階建ての校舎2棟と同造平屋の校舎1棟。今後は早期にこれら棟の耐震診断を実施し、耐震性能の確認を急ぐ。
 一方、要耐震対策の棟は8棟。指揮・情報伝達施設と避難所指定施設に集中する。内訳は指揮・情報伝達施設が徳島東警察署本館、阿波吉野川警察署本館、美馬警察署つるぎ庁舎の3棟、避難所指定施設が全て新野高校の校舎5棟となっており、今後早期の耐震化を図ることにしている。
 この他今後5棟を解体し廃止することにしている。全て県立高校の総合寄宿舎で、内訳は徳島寮寄宿舎1棟、旧阿南寮寄宿舎3棟、美馬寮1棟となっている。

提供:建通新聞社