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日刊建設工業新聞
2016/09/13

【鳥取】鳥取砂丘コナン空港 空港ビル一体化工事を年明け発注

 鳥取砂丘コナン空港(鳥取市湖山町西)の魅力アップにつなげる空港ビル一体化(空の駅化)計画で、県は建築設計費と工事費9億円を9月定例県議会(14日開会)の一般会計補正予算案に盛り込んだ。予算承認後、基本・実施設計に10月から着手し、建築工事を年明けにも発注する。
 既存建物は、西側に国内線ターミナルビル(鉄骨造2階建て3058平方b)、東側には国際会館(鉄骨造2階建て4329平方b)があり、計画では両施設を結ぶ敷地約1000平方bに新たな建物を増築する。規模は鉄骨造2階建て1500平方b級。
 増築部は「にぎわいゾーン」に位置づけ、1階にメインエントランスを開設。観光PR用のブースを設置するほか、物販・飲食店を配置する。エスカレーターを配備し、2階のテナントスペース2カ所にもレストランやショップ施設を拡充して入所させる。
 基本構想は今年4月から梓設計大阪支社によって策定している。
 県空港港湾課では、9月県議会(10月12日まで)後に設計業務を発注したいと話しており、その後年明けにも着工し、来年度中に一体化工事を完成させる。基本・実施設計は一括発注するほか、増築工事を建築本体と設備の2工区に分けて着工する。
 9月補正予算案には基本・実施設計、設計意図伝達、工事監理費に7700万円、一体化工事に8億2300万円を計上した。