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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/09/16

【山梨】現地調査踏まえ検討 甲州市の大日影トンネル遊歩道

 甲州市は、現在閉鎖の措置がとられている大日影トンネル遊歩道の今後の取り組みについて、現地調査のデータなどを踏まえ総合的に対策を検討していく。12日に開かれた市議会9月定例会における古屋匡三議員の一般質問に市側が答えた。
 答弁に立った芦沢尊彦課長は、今後の方針を決定する手段として「土木研究所トンネルチームの支援を受け、8月25日に現地の視察を行った。コンサル業者を含めて意見交換を実施し、得られた情報を遡上の載せ、財源などの課題も含めて総合的に検討する」と述べた。
 同遊歩道は健全度調査の結果から、経年劣化によるレンガなどの落下や目地からの地下水漏れへ対策を講じる必要があるとされ、4月25日から閉鎖となっている。
 また、古屋議員が防犯灯のLED化への積極的な取り組みをただしたのに対し、広瀬佐苗総務課長は、区や組で管理している街路灯で更新が終了したのはごく一部との認識を示したうえで、「推進計画の策定は各区の要望を聞きながら、補助率の変更、他事業との整合性を考慮して検討」と返答した。
 2014年度からLED化への交付金を追加した同市では、2カ年で100区のうち45区で437基へ対応した実績がある。