トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2016/09/20

【京都】大宮峰山ICのアクセス道路 近く道路予備設計に着手

 京都府は、京都縦貫自動車道野田川大宮道路の先線の一般国道312号大宮峰山道路に設置される大宮峰山インターチェンジ(仮称)へのアクセス道路を計画。近く道路予備設計に着手する。
 府が整備中の野田川大宮道路は、カニ漁が解禁となる11月上旬までに間に合わせることから、当初の来春予定を前倒し、10月30日の開通に向け準備が進められている。
 野田川大宮道路を延伸する格好となる大宮峰山道路の対象区間は、起点(北側)の京丹後市峰山町新町(大宮峰山IC(仮称))〜終点(南側)の京丹後市峰山町森本(京丹後大宮IC)までの延長5・0q。
 国土交通省近畿地方整備局が27年度に新規事業化し、これまでに福知山河川国道事務所が大宮峰山道路他空中写真測量業務(担当は国際航業)、大宮峰山道路予備設計業務(担当は国際航業)、大宮峰山道路測量業務(担当はエイト日本技術開発)などを進めている。
 京都府丹後土木事務所は、北側の大宮峰山ICへのアクセス道路を計画。近く道路予備設計を指名競争入札で委託し担当業者を決める。
 委託業務の概要は道路予備設計(A)歩道設計を行わないL800m(IC〜府道)、道路予備設計(A)歩道設計を行うL400m(府道〜国道)のL1200m(W8〜13m)、平面交差点予備設計(本線設計を含む)府道1ヵ所、国道1ヵ所の計2ヵ所、数値図化等。場所は京丹後市峰山町新町。委託期間は29年3月10日。
 なお丹後土木事務所は、27年度に大宮峰山IC・峰山弥栄ICアクセス道路概略設計業務(大宮峰山ICアクセス道路L1500m(IC〜国道312号)、峰山弥栄ICアクセス道路L800m(府道掛津峰山線〜IC〜国道482号)の計2300m)をエイト日本技術開発に委託し進めた。
     □
 近畿地整が進める大宮峰山道路の採択時の内容によると、土工延長が4268m、橋梁延長が732m。幅員は13・50m(橋梁部)〜15・00m(土工部)。道路種級は第1種第3級、車線は2車線、設計速度は80q/h。計画交通量は1日約1万台(乗用車約6200台、小型貨物車約1000台、普通貨物車約2800台)。
 計画縦断図によると、橋梁は南側から@40m(府道味土野大宮線)A45mB230m(府道明田丹後大宮停車場線)C210mD175m(府道久住河辺線)E15mF17mの計7橋梁。
 全体事業費は約160億円。内訳は、土工45億9900万円(切土85万m3、盛土75万m3、捨土13万m3)、法面工4億1700万円(14万9271u)、擁壁工1億5000万円、管渠工1億0400万円(684m)、函渠工2億9200万円(439m)、排水工9億0800万円(8434m)、中央分離帯工2億6400万円(4217m)、橋梁費45億0900万円(100m以上の3橋の計615m)、橋梁費9億5300万円(100m未満の4橋の計117m)、IC費4億0800万円(1ヵ所)、舗装費3億7800万円(車道舗装7万1300u)、付帯施設費3億6700万円(交通管理施設工(標識工、防護柵工、照明工等))、用地費9700万円(山林・原野19万3368u)、用地費2億5100万円(田畑6万2710u)、補償費3000万円、間接経費22億7500万円(地質調査、測量、設計にかかる費用及び予備費)。事業期間は10年間程度を見込む。