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北陸工業新聞社
2016/09/27

【福井】PPP、PFI導入も検討/福井市が文化会館再整備で/市民福祉会館は来年度から解体

 福井市は、老朽化が目立つ文化会館(春山2丁目7|1)の再整備に向けた基本構想・基本計画の策定を進めるなかで、整備手法の1つとしてPPP・PFIの導入も検討していく方針だ。
 文化会館に隣接し、17年3月末をもって閉館する市民福祉会館(SRC造地下1階地上7階建て延べ6917・79平方メートル)については、17年度から2カ年で解体工事を実施予定。
 いずれも市議会9月定例会(予算特別委員会)で明らかにした。
 文化会館(SRC造地下1階地上4階建て延べ5439・13平方メートル)は耐震性能の不足や本体・設備の老朽化が著しいのが現状。再整備にあたり、求められる施設・機能や改修、新築も含め、幅広い視点から現状を認識するとともに、将来に向けた議論を進めるため、今年度から基本構想・基本計画策定に着手した。
 議会答弁によると策定にあたっては今後、学識経験者や有識者、利用団体の代表者などで構成する策定委員会を設置。年度内に基本構想を、17年度に基本計画をそれぞれ策定する。
 議員からPPP・PFIの導入について問われると、「構想・計画を策定するなかで、整備手法の1つとしてしっかり検討したい」と答弁。また、隣接する市民福祉会館の跡地に関しても、一体的な活用を検討する考えを改めて示した。
 文化会館整備基本構想・基本計画策定支援はシアターワークショップ(東京都)、市民福祉会館解体設計はアーキズム建築設計事務所(福井市)が担当。

hokuriku