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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/09/30

【群馬】町営住宅「まちなみ団地(仮称)」いよいよ発注へ

神流町は本年度、町営住宅「まちなみ団地(仮称)」の解体・建設工事を行う。当初予算には解体工事費600万円、建設工事費2億円を計上している。解体工事はすでに発注済みで、黒澤建設(神流町)が担当。工事は完了している。建設工事は10月ごろに指名競争入札で発注する見通しだ。分離せず、電気設備や機械設備なども一括で行う。現在、建築確認の許可を待っている状態で、準備が整い次第手続きに入る。このほか町営住宅の建設に伴い隣接する道路の改良工事と駐車場の造成工事、浄化槽の設置工事を11月ごろに発注する予定だ。
町営住宅「まちなみ団地(仮称)」は、群馬銀行万場支店の北側(敷地面積2725・81u)に3棟を建設する。いずれもW造2階建てで、世帯向け1棟(4戸)と単身者向け2棟(16戸)を予定。世帯向けは延べ床面積292・61u、西側の単身者向けは323・8u、東側の単身者向けは325・5u。
世帯向けは1階と2階を利用するタイプ。1階にはフローリングのリビングダイニングとガスタイプのキッチン、ウォシュレット付きの洋式トイレ1基、浴室などを配置。2階にはフローリング2部屋と押入れなどを整備する予定だ。
単身者向けは、部屋とキッチンなどの水回りのスペースを仕切れるようにするという。
このほか建設工事では、町営住宅西側に隣接する町道万場伏原線を進入路として、東西に走る敷地内の道路を整備。北側の斜面2カ所では、擁壁工(合計L約50m、H1m)を実施する。
設計はエムロード環境造形研究所(渋川市)が手掛けた。
町営住宅の建設に伴う工事では、隣接する町道町並10号線の改良工事と町営住宅駐車場の造成工事、浄化槽の設置工事を行う。9月補正予算には改良工事費550万円、造成工事費600万円を計上した。
町道町並10号線は町営住宅の東側に接する。延長72mで、落ち蓋式側溝の敷設と舗装工事を予定する。既設道路の幅員約2mを約2・5mに拡幅し、排水設備の充実を図り改良する。
駐車場の造成工事では、石積みの擁壁や舗装、区画線、車止めブロックなどを予定。単身者向けの駐車場として整備し、20台分を確保する計画だ。合併浄化槽は、世帯向けに18人槽1基、単身者向けに35人槽1基を設置する。
同町には現在、町営住宅が6カ所整備されている。世帯向けが41戸、単身者向けが13戸あるが全て入居しているため、今後UIターンなどによる移住者の受け入れができるよう、住宅を増やす。