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日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/10/03

【埼玉】深谷市が立地適正化計画を18年度策定へ

 深谷市は立地適正化計画を2018年度中の策定を目指して、基礎調査・検討を開始した。庁内に検討会議を立ち上げ、学識経験者や民間事業者へのヒアリングも行い検討課題の抽出・整理を実施。都市計画審議会でも意見聴取する。17年度は計画素案を策定する。調査業務は、計量計画研究所へ17年3月31日納期で委託した。
 対象地域は市内全域。従来の都市構造から都市機能を集約し、公共交通との連携を図る「コンパクトプラスネットワーク」を基本とした都市構造への転換を目指すもの。医療、商業、福祉、教育などの都市機能の立地のほか、人口分布や公共交通の配置状況を踏まえた実現性の高い具体的な方針を提示する。
 都市構造の検討課題は次のとおり。
 ▽まちづくり理念=整理した現状や課題に基づき、持続可能なまちづくりを実現するための理念や目標などを設定
 ▽土地利用の適正評価=土地利用を適切に評価し、都市機能誘導区域と居住誘導区域の設定を考慮しながら、土地利用を適正評価する
 ▽区域設定方針=人口推計、都市機能や交通などの土地利用得性などを総合的に考慮し、都市機能を集積すべき区域、人口密度を維持すべき区域などについて検討
 ▽公共交通軸=土地利用の適正評価や区域設定の方針などを踏まえ、基幹的な公共交通ネットワークの配置などについて検討
 ▽目指すべき都市構造=全ての検討結果を踏まえ、まちづくりの理念に沿った目指すべき都市構造を検討