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　玉名郡和水町が2日行った「菊水区域小・中学校校舎建設」の住民投票の結果、耐震改修による統合に賛成が過半数を占めた。町は住民投票の結果を尊重することにしており、これまで足止めだった統合計画がいよいよ動き出すもようだ。
　既存校舎を耐震改修して統合する案は、福原秀治町長が推進するもので、平成26年の就任以来、町議会で一貫して表明してきた。この方針を踏まえ27年には、統合推進委員会が具体的な整備計画案を答申。議会、関係機関等での検討を委ねている。
　具体的には、耐震強度の不足する菊水中校舎、体育館、菊水中央小校舎の耐震強化策として5億7200万円を投入し屋上防水、外壁改修を実施する。併せて小・中とも全教室に空調設備導入、トイレ改修、床の木質化、ユニバーサルデザインによる改修を計画。中央小には、校舎（1460平方�b）を増築するほか、小・中プール新築、中央小に併設する共同調理場（405平方�b、2億5000万円）新築などを整備する。設計はライト設計が担当。
　概算事業費は約21億円。内訳は、建築18億7600万円、造成2500万円、設計監理1億9100万円、用地1300万円―となっている。

提供：西日本建設新聞社