トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(静岡)
2016/10/07

【静岡】静岡県静岡市 海洋文化拠点候補に東洋製缶工場跡

 静岡県静岡市は、海洋文化拠点施設について基本構想を2016年度内にまとめる。基本構想は、官民・関係者で組織する検討会議を設け策定、公表する。最有力候補地には東洋製缶清水工場跡地が挙がっている。
 施設の具体的な場所や用地への対応などは、基本構想をまとめる中で、施設概要と合わせて検討していく。清水区日の出地区を候補地としている中で、日の出地区に位置し、10年に閉鎖された東洋製缶(東京都品川区東五反田2ノ18ノ1、大塚一男社長)清水工場跡地が最有力候補地に挙がっている。敷地面積は約1万平方b、そのうち3分の2を東洋製缶、残りの3分の1は清水区内の複数の物流企業が所有している。
 同施設を観光・集客だけではなく、産業育成や人材育成につながる海洋文化拠点づくりに寄与する施設として整備していく。そのために、海や地球をテーマとした展示による集客にとどまらず、産学連携を深める研究機能、海洋に関する学会や国際会議などMICE対応機能など複合機能が求められると考えている。
 これらの機能を備えるためには、同施設だけでなく、清水港周辺や市内の関連施設とも連携していくなど地域への広がりを重視する視点で検討していく。


提供:建通新聞社
(2016/10/7)

建通新聞社 静岡支社