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建設経済新聞社
2016/10/13

【京都】京都府の橋梁耐震化計画 耐震優先対策は41橋

 京都府は、緊急輸送道路以外の路線上に架かる橋梁66橋のうち、交通量が多い(3000台以上/日)、橋長50m以上のいずれかに該当する41橋を耐震優先対策橋に設定した。
 府は阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ策定した「地震防災緊急事業五箇年計画」(第一次〜第四次、平成7〜26年度)に基づき、地震防災対策上、緊急性の高い緊急輸送道路にある橋梁の橋脚耐震化を進めてきた。
 今後は府内全域の道路橋の耐震化に取り組むため、28年3月に橋梁耐震化計画をまとめた。
 対象橋梁は、昭和55年の道路橋示方書より前の設計基準で建設した緊急輸送道路以外に架かる橋梁66橋のうち、交通量3000台以上/日、橋長50m以上を優先順位@(10橋)、交通量3000台以上/日、橋長50m未満を優先順位A(16橋)、交通量3000台未満/日、橋長50m以上を優先順位B(15橋)とし、計41橋を耐震優先対策橋とした《表参照》。
 このうち、優先順位@の宇津根橋(亀岡市)は架け替え工事を進めており、戸田橋(福知山市)は由良川治水対策事業と整合した架け替えを実施中。優先順位Bの肱谷橋(南丹市)は肱谷バイパスとして26年度に新規事業化しており、一部橋梁は既に対策を進めている。