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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/10/14

【群馬】高層マンション建設計画、施工者未定

不動産事業を展開するココパルク(高崎市、木本一朗社長)らは、高崎駅東口第九地区(東町)にタワーマンションを建設する。高さは約100mと、マンションでは県内一。設計は企画社(高崎市)が担当。施工者は来春までに決める。2018年中の完成を目指す。
高崎駅東口の再開発事業として計画された。ココパルク以外に、東京建物(東京都中央区)や穴吹興産(香川県高松市)、日東興産(高崎市)などと共同で建設を進める。建設予定地は、「ホテルココ・グラン高崎」(東町3−5)の北側。敷地面積3542・91uにプレキャスト・プレストレストコンクリート造(一部RC造)の地上28階建て(地下1階)の共同住宅棟と、その東側にS造10階建ての駐車場棟(H35・5m)を建設する計画だ。現在、約400台を収容する駐車場棟の建設計画を見直し、階層を低くする方向で調整している。共同住宅棟は高さ約100mを見込んでおり、県内で最も高いマンションとなる。マンション以外を含めても群馬県庁舎(地上33階建て、H153・8m)、高崎市庁舎(地上21階建て、H102・5m)に次ぐ3番目に高い建物となる見込みだ。
1〜2階はテナントで、3階から上はファミリータイプの居住スペース。地下には機械設備などを配置する。239戸程度の分譲を予定しているが、間取りなどを調整しており流動的だ。総延べ床面積は3万6000uを見込むが、駐車場の階層変更などで少し減る見通し。2階部分には、高崎駅東口からヤマダ電機やホテルココ・グラン高崎などに続くペデストリアンデッキを接続。共同住宅棟の西側と南側につなげる計画だ。
施工者は未定で、来春までに選定する見通し。設計を担当する企画社が手掛けたホテル・ココグラン高崎(2012年竣工)の建設では、清水・藤田エンジニアリングJVが施工を担当した。
同建築物は、高崎市の「高崎駅東口第九地区・優良建築物等整備事業」に指定されている。本年度当初予算には補助金として2億5080万円が盛り込まれた。市はこのほど、市街地再開発促進区域に指定する原案も公表。12月に開かれる都市計画審議会の承認を経て告示される見通し。