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日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/10/21

【埼玉】関東地整とPC建協が意見交換会

 関東地方整備局とプレストレスト・コンクリート建設業協会はこのほど、さいたま新都心合同庁舎2号館で意見交換会を開催した。協会は担い手確保の推進、生産性向上の推進、インフラ長寿命化への対応を提案。整備局は月別・年度工事量の平準化、柔軟・適切な工期設定、週休2日制確保などに積極的に努めるとした。
 大西亘局長はあいさつで「9月23日に発表した地域インフラサポートプラン関東2016は、業界の積極的な取り組みなくして効果は発揮できない。双方が役割を果たすことで業界の持続的な発展が可能になるのではないか」との考えを示した。
 菅野昇孝協会長は「サポートプランは我々にとって最も重要な課題に切り込んだ斬新・積極的かつ広範囲な取り組みになっている。本日は諸課題・提案に対してご意見をいただきたい」と述べた。
 担い手確保の推進に関して整備局は、計画的な発注による月別工事量の平準化、余裕期間制度の積極的な活用による柔軟な工期設定などを積極的に実施する方針。
 年度工事量に関しては適切な予算確保や国債枠の設定などにより平準化に努める。
 適切な工期設定に向けた取り組みとして、現場条件を十分に把握した適切な設計、特記仕様書などにおける用地・協議などの条件明示、工事工程表の開示を挙げた。
 週休2日制に関しては週休2日制確保モデル工事と工事工程表の開示をセットで行う取り組みを推進する。
 協会はプレキャスト技術採用の拡大について、初期コスト低減のための施策検討、プレキャスト構造が採用されやすい環境整備を要望。
 整備局はプレキャストの標準化・規格化などについて、本省のコンクリート生産性向上検討協議会で規格の標準化などの検討が進められており、各ガイドラインや品質規定などが整備されることで生産性向上技術の展開が図られるとみている。
 良好な環境条件など一定の条件下におけるセグメント継ぎ目部の設計基準緩和については、初期コストの低減効果およびひび割れ発生への影響を検討していく必要があるとの認識を示し、確認を行う方針。
 鉄筋結束における省力化・省人化の要望に関して、同検討協議会で機械式定着工法・機械式継手工法などを一般化する取り組みと鉄筋プレハブ化などの検討が進められていると説明。機械式鉄筋定着工法については配筋設計ガイドラインが策定されており、事務所などへの通知を行っている。
 プレキャスト構造が採用されやすい環境整備については、同検討協議会で全体最適設計として建設生産プロセス全体を考慮した場合の最適な技術を採用する手法の検討が進めされており、コスト以外の項目についても総合的に評価する手法が確立されるとの見方を示した。
 プレキャスト技術が活用できる環境整備のための勉強会開催については、技術力向上や技術者育成に有効との認識を示し、実施に向けて調整を行うとした。
 標準化されていない場所打ち構造(中空床版橋・箱桁橋など)、プレキャスト構造(U型コンポ橋・セグメントホロー桁橋など)の標準化・標準図の整備に関する要望に対しては、設計の合理化に寄与すると考えており、標準化によるコスト削減・生産性向上に期待しているとした上で、同協議会の検討結果を踏まえて導入に向けた環境整備について検討する方向。
 PC橋の維持保全事業における技術提案・交渉方式適用の提案に関して整備局は、各工事の内容・難易度・現場条件を勘案して適切な入札契約方式を選択するとした。また、地方自治体が抱えているPC橋維持保全事業の課題への対応・支援については、道路メンテナンス会議で引き続き検討するとした。