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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/10/21

【群馬】梅田小平線の開設工を指名入札

林道梅田小平線(森林基幹道)の開設工事を進めている県桐生森林事務所は、本年度中に鍋足工区の開設工事、法面保護工事および舗装工事を指名競争入札で発注する。同事務所では、1989年度から事業に着手し、2020年度中の完成を目指して工事を進めている。
県内屈指の優良材生産地域である桐生市梅田町やみどり市大間々町などの森林整備、および森林資源の有効利用を促進させていくことを目的に実施する。
整備区間は、桐生市梅田町四丁目地内の忍山林道を起点に、みどり市大間々町小平地内の県道小平塩原線までを結ぶ約15・7q(W4・6m〜5・0m)。総事業費は72億6900万円を見込んでいる。昨年度末までに約12qの開設、法面保護工および舗装工が完了しており、全体計画延長ベースの進捗率は約78%となっている。
工事は4工区(折の内工区、赤柴工区、鍋足工区、忍山工区)に分割して進めている。折の内工区は県道小平塩原線からみどり市と桐生市境までの約5・1q区間。工事には1990年度から着手し、2006年度に完了した。
赤柴工区は折の内工区の終点から東へ約4・8q向かった区間。工事には1999年度から着手し、2020年度中の完成を予定している。忍山工区は高沢林道から県道沢入桐生線までを結ぶ約2・6q区間。工事には1991年度から着手し、2016年度に完了した。
本年度は当初予算を活用し、鍋足工区において、県道沢入桐生線から西側64m区間の開設工、法面保護工をそれぞれ実施する。法面保護工については切り取り法面が土砂の場合には種子、生育基盤材、肥料を混合した植生基材吹付工を実施し、岩盤の場合にはコンクリート吹付工を実施していく。
発注時期については、群馬森林管理署に境界標の一時撤去に関わる申請中のため、許可が下り次第、開設工と法面保護工を一括発注する。詳細設計は群馬県森林組合連合会(前橋市)が2010年度に実施した。
このほか、補正予算を活用し、鍋足工区において約100mの開設工及び約200mの舗装工を一括発注する。工事費は約3000万円を見込んでいる。発注時期については、現在林野庁に補助金の交付申請を行っているため、交付決定後に工事発注となる見込み。詳細設計は群馬県森林・緑整備基金が2009年度に実施した。