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建通新聞社
2016/10/24

【大阪】大阪府 榎坂高架橋など更新工法を検討

大阪府は、府内の大幹線道路に架かる道路橋と跨線橋の維持管理・更新の在り方検討で、2016年度中に対策工法などを選定する方針だ。知事諮問機関の都市基盤施設維持管理技術審議会・道路橋梁部会で検討していく。
 道路橋の対象は、新御堂筋(国道423号)の榎坂高架橋(吹田市)と、大阪中央環状線の大日跨道橋(守口市)の2橋。榎坂高架橋は橋長1594b、幅員8・5bの84径間のうち、御堂筋線江坂駅付近の北行き一部区間、大日跨道橋は南行き延長202b、幅員8bの7径間となっている。
 これまでの施工検討では、榎坂高架橋で4案(概算工事費12億〜66億円)、大日跨道橋で5案(同7億1000万〜26億円)の対策工法をまとめている。今後、各案について施工時(通行規制)の交通量推計などの社会的影響を加味し、最適な対策案を総合的に判断する。
 跨線橋の対象は、大阪中央環状線の松葉跨線橋・北行(門真市)と、府道森屋狭山線の金剛跨線橋の2橋。松葉跨線橋・北行は橋長215b、幅員11・3bの10径間。1965年の架設。金剛跨線橋は橋長162b、幅員15bの9径間。71年の架設となっている。
 これらの橋梁の更新は、社会的影響が大きく困難。このため更新工事に相当する補強方法を検討する他、維持管理による対応が可能かを検討していく。
 道路・橋梁部会は9月28日に第2回会合が開催され、今後の検討の進め方などを確認。16年度は11月下旬と17年1月中旬の2回会合を開く予定。

提供:建通新聞社