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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/10/25

【群馬】太田市第1次実施計画を公表

太田市は第2次総合計画の実施計画をまとめ公表した。計画期間は2017年度から20年度までの4カ年。事業は目的に応じて「教育文化の向上」、「福祉健康の増進」、「生活環境の整備」、「産業経済の振興」、「都市基盤の整備」、「健全な行政運営の推進」の6つに分類。17年度の総事業費は96億142万円と試算している。
「教育文化の向上」では48事業を予定。運動公園野球場建設事業は、既設の運動公園野球場の老朽化により、耐震補強が必要となることから全面改修するもの。工事には17年度から着手する方針だ。運動公園陸上競技場建設事業は、既設の陸上競技場の老朽化が著しく、耐震性の問題を指摘されていることからメインスタンドの建て替えなどを実施するもの。17年度に設計及び解体工事を実施し、建設工事には18年度から着手していく計画だ。
(仮称)太田市公認プール建設事業は解体となった、とうもうサマーランド、老朽化が著しい新田プールに代わる新施設として建設するもの。18年度に設計を実施。建設工事には19年度から着手し、20年度には新田プールの解体工事を実施する計画。運動公園市民体育館改修事業では、アリーナの吊天井や照明、床及びスピーカーなどの改修を実施する。改修工事は19年度から着手する計画。尾島体育館改修事業では耐震補強を行うほか、老朽化が進んでいる床やトイレなどの改修工事を実施する計画。工事には17年度から着手していく。このほか、防球ネットや人工芝の張り替えを実施する運動公園サッカー・ラクビー場改修事業や老朽化により施設を計画的に改築する小中学校給食施設改築事業などが計画されている。
「福祉健康の増進」では11事業を予定。生品幼稚園・綿打幼稚園の大規模改修事業は施設の管理運営を民間に委託するため、民間の事業者の参入促進を目的に実施する。生品幼稚園の改修工事には18年度、綿打幼稚園の改修工事には20年度からそれぞれ実施していく計画。このほか、沢野児童館や韮川児童館及び九合児童館の大規模改修事業や尾島保健センター改修事業などが計画されている。
「生活環境の整備」では22事業を予定。広域一般廃棄物処理施設整備事業では焼却施設の老朽化に伴い、太田市外三町広域一般廃棄物処理施設を建設する計画。17年度に敷地内などの整備工事を実施し、本体工事には18年度から着手し、21年度中の稼働を目指して進めていく。太田市斎場施設整備事業は既存施設の炉数不足や経年劣化により、雨漏りや不具合箇所の修繕が頻繁に発生していることから、火葬炉の新設や斎場施設の建て替えを実施する。18年度に設計を実施し、建設工事には19年度から着手し、20年度中の完成を目指していく計画だ。
消防団車庫詰所等整備事業は消防団車庫詰所を計画的に整備していくもので、年1カ所ずつ新築または移転新築していく計画。消防本部・中央消防署庁舎空調設備更新事業は、老朽化した消防本部・中央消防署庁舎の空気調和設備を改修するもので、改修工事には18年度から実施していく計画。このほか、新田クリーンセンターをし渣除去及び希釈施設に改修し、利根備前前島水質浄化センターで汚水処理を行えるよう整備するし尿及び下水処理施設統合事業や貯留槽を修繕する第一クリーンセンターし尿等貯留槽改修事業などが計画されている。
「産業経済の振興」では15事業を予定。緑町地区における農山漁村活性化プロジェクト支援交付金事業では緑町地内の農地の一部においてほ場整備を実施する。農業用用排水路や農道及びほ場の区画整理などを一体的に実施し、農地の集約・集積を図ることで、遊休農地の解消などを目指していく。18年度に設計、19年度に測量を実施し、整備工事には20年度から着手していく計画。世良田地区における滑川排水路整備事業は、農業経営の安定と市街地の被害防止を図ることを目的に実施する。改修工事には17年度から着手する計画だ。
このほか、法面整形や小段排水工などを実施する八王子山公園(北部運動公園)整備事業や県の補助事業を活用し、農業用用排水路や農道及びその他水利施設の改善を図る小規模農村整備事業、市の単独事業で農業用用排水路や農道及びその他水利施設の改善を図る市単独生産基盤整備事業などが計画されている。
「都市基盤の整備」では40事業を予定。スマートインターチェンジ周辺整備事業はパーキングエリアとスマートインターチェンジを核とした整備を実施していくもの。17年度に測量及び基礎調査、18年度に用地の買戻し及び設計をそれぞれ実施し、19年度に造成工事、20年度には観光施設の建築工事に着手していく計画。BUSターミナルおおた拡張事業では駐車場の拡張及び再編工事を実施する。17年度に設計を実施し、整備工事は18、19年度の2カ年にわたって実施していく計画。(仮称)太田駅北口駅前駐車場整備事業は(仮称)受楽寺跡地商店街用地の先行買収を行い、駅周辺整備を促進していくもの。17年度、18年度の2カ年にわたって解体工事及び用地買収をそれぞれ進めていく。
矢場地区における平地林整備事業は平地林を造成し、緑豊かな空間を創出していくことで、憩いと安らぎの場を提供していくことを目的に実施する。現在、環境調査を年度内の完成を目指し進めている。17年度に設計を実施し、整備工事には18年度、19年度の2カ年にわたって実施していく計画。太田北部幹線道路整備事業では、都市計画道路太田藪塚線から東側に位置する強戸地内までのL1890m区間を整備する。18年度に測量を実施し、19年度、20年度の2カ年にわたって設計を実施していく計画。このほか、宝泉南部土地区画整理事業や太田駅周辺土地区画整理事業などが計画されている。
「健全な行政運営の推進」では6事業を予定。本庁舎設備等保全事業は本庁舎保全計画に基づき改修を行うもので、施設の万全な対応を図ることを目的に改修工事を実施していくもの。