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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/10/25

【山梨】複合福祉施設の設計プロポ1日公告 笛吹市社協

 笛吹市社会福祉協議会は、厚生労働省の新たな地域福祉サービスのガイドラインに沿って、複合型施設を整備する。11日1日には設計業者をプロポーザルで選定するとして実施要項を公告する。
 厚労省は本年3月、高齢者、障害者および児童などが集い、支え合い、支援が受けられる多世代・多機能型の福祉拠点整備を狙った「地域の実情に合った総合的な福祉サービスの提供を向けたガイドライン」を定めた。
 これに基づき同協議会は、通所介護(デイサービス)、短期入所生活介護(ショートスティ)、就労継続支援B型のサービスを提供する複合型施設整備を計画。2018年3月の供用開始を目指している。
 新たなガイドラインにより、これまでとは異なり事務室や食堂、相談室などの多目的室、消火などの設備面の共用が可能となったことから、効率的な人員や設備の配置ができることとなった。
 ガイドライン策定から日が浅いため、県内はもとより全国的に見ても先駆的となる施設の建設は、一宮地区の市民からの寄付金を活用して用地を購入。同地区に協議会の運営施設がなかったことも重なり、地域福祉の拠点として建設を図る考えだ。
 プロポーザルの業務は基本および実施設計にかかるもので、来月1日から15日までを公告期間として、協議会ホームページに参加資格や概要などの要項を掲載。25日を申込期限として行われる。