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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/10/28

【群馬】県伊勢崎土木が広瀬川の堤防天端に舗装工

県伊勢崎土木事務所は、広瀬川の堤防天端L4・3qにわたり舗装工を実施する。天端を固めることで破堤までの時間を稼ぐことが目的。同様の目的による工事は、県内で初となる。工事は、4カ所に分割して年内に指名競争入札での発注を目指すが、発注件数については、これから詳細に詰めていく。事業費は、9月補正予算で5100万円を計上しており、そこから充てる。
工事を行うのは上流側から◇伊勢崎オートレース場北区間L1・4q(右岸)◇伊勢崎市役所南区間L1・1q(左岸)◇大川排水機場から下流L1・4q(右岸)◇境御嶽山自然の森公園南側L0・4q−の計4カ所。
広瀬川の堤防は、県道高崎伊勢崎自転車道線があるほか、県道前橋高崎線より北側右岸でも伊勢崎市による自転車道が通っている。今回天端を舗装する4カ所は、いずれも未舗装の状態。それぞれの始点と終点が橋や舗装済みの区間につながるように新設する。また、残事業費が発生する場合はさらに1カ所の追加も予定している。
舗装は4カ所とも同様に計画堤防高より上に行う。舗装の厚さは、路盤が7p、舗装4pとしている。
それぞれの区間の詳細は、伊勢崎オートレース場北では、伊勢崎市道上にある須永橋から下流L1・4qが対象。幅員は3〜4mで整備する。
市役所南では、競運橋から下流L1・1q。左岸側へW3mで舗装を行う。
大川排水機場の下流では、光円橋から天満橋までのL1・4q。W3mを確保する。
境御嶽山自然の森公園南では、既存の遊歩道と市道との間にある未舗装区間L0・4qを対象にW2・5mで工事を行う。
舗装の完成後は、伊勢崎市と協議を行い市道として認定が可能な場合は維持管理も含めて同市に移管する。
現段階では、本年度に4カ所のうちどこまで工事を実施するか検討を行っているところ。伊勢崎市が市道として認定可能な箇所や市街地などの破堤した際の影響が大きい区間を優先して工事を進める。残った区間については、来年度の実施を予定している。
県では、これから行う河川改修事業についても天端舗装を進めていきたい考えだ。